真夏の連戦2試合目 森本出場の可能性も…?

 明日は連敗の中での連戦。
 相手は群馬ということになりますね。
 暑さも変わらずといった状況ですし、選手たちのコンディション面では連戦は心配ではあります。
 けれども、前節松本山雅戦の試合内容は決してマイナス面ばかりではなかったと思いますから、その試合内容を維持し微調整していくということを考えれば連戦でも悪くはないとも言えるのかもしれません。
 気温に関しても、明日は若干落ち着くのでしょうか。



 ジェフは前節に続いてケンペスが出場停止。
 昨日も伝えたように松本山雅戦では田中が1トップでスタメンしましたが、高さ、強さなどの面では物足りなく感じました。
 ただ、かといって他にそういった面での特徴がある選手がいるかというと、微妙なところで。
 強いて言うのなら、多少はナムの方が体幹の強さは期待できるのかな…?といったところになるのでしょうか。


 しかし、大きな差は感じないですし、田中の方が裏への飛び出しに関しては期待できるのかもしれません。
 田中も試合序盤は慣れない1トップで連携面に苦しみましたが、試合をこなしていくうちに状況は良くなっていきましたし。
 もしかしたら、明日の試合でもそのまま田中を使う可能性もあるのかなと。


 確かに田中はクロスなどのターゲットにはなれないかもしれないですけど、動き回ることで1トップの位置から抜けることは出来ていて、結果的に前線の蓋にはならなかったようにも思います。
 1トップとしての動きが悪いのにその場に居続けられては、攻撃において一番大事なゴール前においての流れをせき止めてしまう可能性もありますから、それよりは良いのかもしれません。
 まぁ、ナムの1トップも良いのかもしれませんけど、松本山雅戦でもナムはボールを持ってからの前へのプレーが効果的な選手だと再確認できたので、やはり本来は2列目で使いたい選手なのかなと。


 兵働は怪我以降動きにキレがないですし、連戦ということも考えればポジションはどこであれナムのスタメンもあるのかもしれませんね。
 兵働のように後半速い段階までしかスタミナが持たない選手を頭から使うと、その後の交代枠も使いにくくなってしまいますし。
 もう少しコンディションが上がってくれば、兵働も使いたい選手ではあると思うのですが…。
 もしかして裏を狙える田中の1トップ起用と、スルーパスを出せる兵働のスタメン復帰は、裏への飛び出しに強さがあるはずの森本復帰以降も考えての準備…という部分もあったりしたんですかね。



 とか思っていたのですが、その森本に関して。

森本は「厳しい練習ができているし、コンディションは日に日に良くなっている。自分の感覚ではもう80〜90%ぐらいにはなっている」と自信を覗かせた。
25日の岐阜戦には出場可能となるはずの森本だが、登録上の都合により21日の群馬戦に出場できるかどうか20日時点では不明確(BLOGOLA

 森本が出場できるようになる可能性もまだ残されているのでしょうか。
 以前少し調べたところ、2011年のJリーグの公式サイト(PDF)国内移籍の欄に「同週の金曜日に登録を承認し、移籍先クラブおよび所属リーグへ通知する」と書かれていたので、岐阜戦まではデビューおあずけなのかと思っていましたが、それに関しては国内移籍のみ適用ということなんですかね。
 サンスポにも「日本での選手登録へ必要なイタリア協会からの移籍証明書を待つ」と書かれていますし、国際移籍証明書の到着次第ということになるのかもしれません。
 そうなってくると岐阜戦に間に合うのかも不安になってきますが、BLOGOLAによるとそこには間に合う予定ということなのでしょうか。



 ちなみに森本に関してはこんな記事も。

J2千葉の鈴木監督が新加入の森本を高評価した。
セリエAで7シーズン過ごした元日本代表FWについて、「ゴールを貪欲に狙っている。ボールも収まるし裏への動き出しもいいのでトップとしての資質は高い」と分析。今季途中から先発に定着したFW大塚も「ポストプレーができるので一緒にやりやすい」と信頼を寄せた。(スポニチ

 久々にジェフ選手の情報がたくさん報じられているので、どう取り上げていいのか悩んでしまいますが(笑)
 ゴールを積極的に狙うプレーはイメージ通りなのですが、いきなりポストプレーができているという評価は少し意外なところもありました。
 技術的には出来る選手だとは思いますけど、受け方だとか意識などの問題もありますし。
 ポストプレーや守備面でチームに合うかが不安面なのかなと思っていただけに、この情報はかなり重要なところなのかなと思います。
 もちろん実際に公式戦でプレースてみてどうなのかというのが、一番大事なところではありますが。



 話は戻って、松本山雅戦でもう1つ気になったのはCB。
 竹内が相手のドリブルに対して四苦八苦していましたし、裏への対応も不安がありました。
 一方でセットプレーからは2得点を上げていたし、ビルドアップでも前半から積極的に持ち上がることで、攻撃を活性化していました。
 このあたりの攻撃面においてがキムでは劣ると判断されているのでしょうか。


 一方の山口智もセットプレーでの守備では狙われがちで、1対1の対応に難があります。
 要するにスタメン候補3人が共に課題を抱えているということになるわけで、スタメン選びも難しいですね。
 一方でキムには高さや強さ、竹内には攻撃力、山口智にはキャプテンシーなど良い面もあるのですが、CBは課題があればそこから狙われてしまうポジションでもあります。
 個人的には組み合わせを考えて、キムを入れておいた方が…とは思うのですけど、結果が続かない今だからこそ経験豊富な選手に頼りたいといった気持ちもあるのかもしれませんね…。



 試合結果を振り返ると嫌な流れでの連戦ということになりますが、連戦となるのはどこも同じですしまずはしっかりと自信を持って自分たちのサッカーを続けることが大事ではないかと思います。
 ここでチームがぶれてしまっては、今までの苦労も水の泡になってしまいますしね。
 その上でしっかりと結果にこだわることが、大事になってくるのではないでしょうか。
 1つ超えられればまた波に乗れるかもしれませんし、これからケンペスと森本も合流するわけですから、悪い流れを払拭できるような試合を期待したいところですね。