「J2 Most Exciting pllayer」に山口智
2012Jリーグアウォーズ(Jリーグ公式サイト)
先日2012年Jリーグアウォーズが開催され、今期J1のベストイレブンやMVPなどが発表になりました。
MVPにはJ1を優勝した広島のキャプテンでありJ1得点王でもある、佐藤寿人が選ばれました。
ジェフユース出身の選手がこうやって大きなタイトルを受賞したというのはちょっぴり複雑でもありますが、嬉しいことでもありますね。
そして、J2のMVPともいえる「J2 Most Exciting pllayer」にはジェフの山口智が選出されました。
しかし、ちょっとこの選出は驚きでしたね。
順当に行けばJ2得点王のダヴィあたりなのかなぁと思うのですが、「J2 Most Exciting pllayer」はJリーグ公式サイトでの投票によって各クラブ1人ずつ「J2 Exciting pllayer」が選出されそこから選ばれるという流れだったそうで、その候補の中にダヴィがいないということなんだそうで。
その選出方法もちょっと疑問なわけですけど、さらに山口智というのは…。
プレーオフ決勝の大分戦でも、結果的に最後は失点で終わっているわけですしね。
これでプレーオフを勝ち抜いたというのであればまだ違ったのかもしれませんけど、結局J1に上がるというミッションは達成できなかったですし、MVPが5位のチームから選出されるということも含めて、とってどうなのかなぁと。
この賞の価値を考えるうえでも、それでよかったのかなぁと思ってしまいましたが…(笑)
もしかしたら、そこまでプレーオフというイベントのインパクトが強かったんでしょうか。
それだと本当に甲府や湘南に、申し訳なくなってしまいますが…。
そのあたりは山口智も感じているのか…
G大阪から今季復帰し、堅守を支えてプレーオフに導いた。だが決勝で大分に敗れて昇格を逃し「いろいろな気持ちがあって(受賞は)正直うれしいけど複雑」と微妙な笑顔。(産経)
こんなコメントを残しています。
J2に降格したG大阪の遠藤も、J1のベストイレブンに選ばれて「俺?」といっていましたけれど、どちらも驚きです。
なんだか、戦力があるのに結果の出なかったチームへの皮肉のような形にも、なってしまったような気もしますね。
J1のベストイレブンもそろそろ算出方法を考え直さないと、賞の値打ちがどんどん下がってしまうような気もしますけれど。
そういえば、ずいぶんジェフの選手はベストイレブンなどから嫌われていた時期があった印象もあるわけですけど、さすがにリーグ優勝を果たした広島の選手はしっかりと選出されたそうで、それは良かったと思いますが。
最後に。
「子供の頃からサッカーをする環境を整えてくれた両親に感謝に気持ちを伝えたいと思います。そして、僕自身の良きライバルである兄・勇人には、子供の頃からシュート練習に付き合ってくれたおかげで、今の僕があると思っています。来季、ジェフ(千葉)は残念ながらJ2で戦うことになりますが、再来年、J1の舞台で『兄弟対決』ができることを願っています」と双子の兄へ気持ちを伝えた。(サンスポ)
勇人に向けた言葉ではありますが、大分の林に続いてジェフやジェフの選手たちに対してコメントをしてくれたというのはすごくありがたいことで…。
なかなかクラブの運営方針が定まらず、監督も頻繁に交代している状況で、外部からの視線も気にならないわけではありませんけれども、それでもこうやって外からジェフを気にしてくれる人たちもいる。
まだまだジェフも捨てたものではないはずで、一歩一歩頑張っていきたいところではないかと思います。