関塚監督に来季監督打診?J1昇格なら木山監督続投

ロンドン五輪代表の関塚隆監督(52)が、J2千葉から監督就任の打診を受けたことが19日、分かった。まだ正式なオファーには発展していないが、現場復帰意思やタイミングなどを打診されたもよう。現在、同監督には他のチームからのオファーがなく、場合によっては、前向きな返事をする可能性もある。千葉は現在、J1昇格のプレーオフ決勝(23日、対大分、国立)に進出しており、4年ぶりのJ1復帰を目指す。(日刊

 昨日の朝のニュースですけど、さすがに昨日取り上げている余裕はなかったですね。
 朝一更新はこういう時に困るのか…。
 これからいろんなニュースがスポーツ紙に出てくるかもしれませんし、ちょっと悩みどころですね。



 さて、ジェフが関塚監督に監督就任の打診をしたというニュースです。
 考えてみれば、関塚監督と木山監督のサッカーとは方向性が近いところもなくはないのかもしれません。
 守備に関しては長身のCBを並べて、そこで跳ね返すサッカー。
 攻撃に関してはカウンターのほうが得点の可能性を感じるサッカー。
 関塚監督も五輪代表ではパスサッカーをやろうとしていた印象で、「パスサッカーを目指しているけれども、やっぱりカウンターのほうが決まりそう」という部分も含めて、似ている部分があるのかもしれません。


 ただ、外国人選手の起用法に関しては大きく違って、木山監督は外国人選手起用によって全体的なリズムに異物感が混入してしまうことを嫌っていていたところがあるように感じます。
 一方で関塚監督のほうは明確に個人での突破力のある外国人FWを利用するサッカーをしていて、この方向性は大津や永井などに仕掛けさせる攻撃をしていた五輪代表でも見受けられる傾向だったと思います。
 これに関しては一長一短というか、正直どちらも両極端なところがある印象です(笑)



 しかし、大枠のサッカーに関しては意外と似ている気がします。
 似ている分、引き継ぎということになれば、やりやすさだとかある程度の方向性の維持は期待できるのかな…とは思います。
 ただ、似ているからといって監督としての資質などはまた別の話であって。


 経験や知名度などは、関塚監督のほうが期待できるとは思いますが…。
 そこをクラブのフロントや、そしてさらに上の方たちがどう考えているか…というところが気になる部分ではあります。
 そういえば先日の三ツ沢にも、多くのクラブ関係者(たぶん親会社の人たちも含めて?)来ていたようですし…ね。



 しかし、それにしても記事が出るタイミングが悪いというか、おかしいというか。
 まぁ、もちろんプレーオフという注目イベントへの出場が決まったりすると、その前後で出場クラブの記事が急に増えるというのは珍しいことではありませんが。
 ナビスコ決勝の時もそんな感じでしたしね。



 そんな流れで本日報じられた内容がこちら。

木山監督は「1年契約ですが、J1に昇格した場合はJ1で指揮を執る契約内容。優勝や自動昇格はかなわなかったが、J1に戻すということがミッションで最低限のこと」と23日の決戦に向けて意気込みを語った。(スポニチ

 島田社長が答えた内容のようで、昨日の報道を受けての回答ということなんでしょうか。


 もしかしたら、ジェフがプレーオフ準決勝で敗れた時に昨日の記事を流す手筈になっていて、昇格に失敗すれば監督を交代する可能性もでていたのかなぁとも。
 そうなのであれば、決勝の結果次第ではどうなるかはわかりませんが。


 もし今年昇格に失敗すれば、監督はともかくとしても神戸TDは解任となるかもしれません。
 しかし、神戸TDが木山監督を招聘した形になっているはずだと思いますし、そうなると木山監督の動向も不明瞭な状況になると思います。
 また、本人が掲げたノルマ未達成で辞任するケースも、ゼロとは言えないかもしれません。
 このあたりに関してはクラブ内部で円滑なコミュニケーションを取れていれば無駄な作業も減るように思うのですけど、結果が出なければサポーターというある種外部の声によって、神戸TD解任の方向に進む可能性はあり得なくもないでしょう。
 例えばアマル監督の時も、その影響はあったと思いますし。


 そう考えると、後任の監督人事をリストアップする作業を行っていても、不思議なことではないのかなと思います。
 もし記事にあるように、J1昇格後に監督を交代するというのであれば、大きく話が違ってくると私は強く思いますが。



 まぁ、ともかく今は金曜日の決勝に集中したいところですね。
 どちらにせよ、このタイミングでこういった記事が出てしまったのはちょっと残念ではありますけれど、そのあたりはいろいろあるんでしょう。
 しかし、それに関してもファンやサポも含めて当事者たちがそこまで過剰反応しなければ、それで済むことなのかなと思います。
 どういった経緯で流れてきた情報化はわかりませんけど、動揺したほうが負けかなと。
 そういう意味で島田社長は、しっかりとした対応されたことになりますね。


 しかし、後任をリストアップしていたにしても関塚監督かぁ。
 うーん(笑)
 かといって西野監督もないなぁ…。