初開催のテキサス チャンピオンシップの行方は?
新サーキットが建設されたテキサスでのアメリカGP。
土曜日から最近では珍しい光景が見られました。
サーキットが新しいということもあって、全くグリップしない路面状況に。
また、最近のピレリはタイヤ選択がコンサバティブで、硬めのタイヤを選んでくるため、タイヤの摩耗が少なく熱の入らない状況になってしましました。
そのため、予選では1,2周目ではタイムアタックが出来ず、4周目、5周目あたりでアタックを仕掛ける流れになりました。
ピレリタイヤは摩耗が早いこともあって、ここ数年ではなかなか見られない光景でした。
ブリヂストンの頃は摩耗がほとんどなかった時代もあったので、そういったケースもなくはなかったと記憶していますが。
決勝でもなかなかタイヤが暖まらない状況が続きます。
そのため、一度ピットインしてタイヤを変えると、まだタイヤを交換していない相手とのタイム差が非常に大きくなるという珍しい展開に
そのレースを制したのはマクラーレンからの移籍が決まっているルイス・ハミルトン
レース終盤まではポールポジションからスタートしたレッドブルのセバスチャン・ベッテルがレースをリードしていましたが、コース上でハミルトンが抜き去って優勝となりました。
そして、3位には粘り強く走り続けたフェルナンド・アロンソが続きました。
これによりコンストラクターズタイトルはレッドブルが制覇しましたが、ドライバーズタイトルは最終戦まで持ち越しとなりました。
以前有利なのはベッテルですけれども、アロンソの粘りも素晴らしいものがありますし、まだ辛うじてチャンスは残されているのかなと思います。
小林可夢偉は金曜日こそ良かったのですけど、予選で16番グリッド。
決勝でもタイヤがうまくグリップせず、早めのピットで変化を与えようとしましたけど、結局14位でゴールということになりました。
なかなか波に乗り切れていない感がありますね…。