田中佑昌、練習試合で実戦復帰
ジェフが11月5日にJFLの藤枝MYFCと練習試合を行いました。
試合はロボ、荒田、オーロイのゴールで3-1の勝利となりました。
藤枝MYFCには元U-20ブラジル代表でインテルにも在籍したケルロンがいるはずなのですけど、練習試合に出場したんですかね。
この試合には負傷明けの田中や深井、オーロイなども出場。
深井やオーロイは前節ベンチ入りしていましたが、田中が復帰したというのは心強いですね。
この試合でも前半はフルに出て、後半途中に交代したということで、比較的長い時間試合に出られていたのではないかと思いますし。
田中が負傷後は右ウイングには米倉が入り、前節なども良いプレーを見せていました。
米倉のフィジカルだとかパスワークだとか強引なドリブルというのも、武器になっていると思います。
ただ、田中のスピードやシンプルなプレーからのクロス、機を見てのゴール前への飛び出しというのも魅力的で。
攻撃の幅を広げる、チームの選択肢を広げるという意味でもプレーオフに向けて、田中の復帰は大きいのではないでしょうか。
前節の松本山雅戦の前半などでもそうでしたが、今期のジェフはサイド攻撃がうまく機能していると良い形になることが多い印象で。
そのためにはサイドの選手…よりもサイドの選手をいかに生かせる形が作れるかがより重要なのかもしれませんが、その"弾"となるウイングの選手の質も当然大事になってくると思います。
かなり攻撃においては、組織的な崩しよりも個人突破が要求されているというところもありますし。
左ウイングのポジションには谷澤が確立していますし、右ウイングからもより精度の高い攻撃ができてくれば…と思います。
前節の前半も右SBの高橋と含めて、右サイドの攻撃はいいものを見せていましたしね。
プレーオフで田中が活躍するためにも、うまく今週末の最終節で試合勘を取り戻してほしいところなのかなと思います。
藤田がスタメン復帰した山形戦でも、試合勘がもう1つで動きが悪かったですけど、翌戦の松本山雅戦では動きが戻っていた印象でしたし。
状況次第だとは思いますけど、プレーオフ行きが決まっているジェフとしては最終節をうまく利用することも大事なのではないかなと思います。