インドGP、アロンソが粘って2位フィニッシュ
2回目の開催となったインドGP。
ストレートもあってコーナーもバランス重視で設置されおり、ランオフエリアも広い典型的なヘルマン・ティルケデザインのサーキットといった感じかなと思いますね。
ストレート以外ではなかなか相手を抜けるエリアが少なく、レース自体もあまり大きな見どころもなく、波乱も少ない展開でした。
しかし、そんな中で1人気を吐いたのが、フェラーリのフェルナンド・アロンソ。
5番グリッドとチャンピオンシップ2番からの挽回を目指すアロンソとしては決して良いポジションではなかったのですが、そこからスタートでマクラーレンのハミルトン、バトンを抜き去ると、そこからは粘りの走行。
ジリジリとレースタイムを伸ばしていって、レッドブルのマーク・ウェバーを追い抜いて2位でゴール。
もちろん優勝がベストではあったわけですが、さすがの走りでした。
優勝はポールトゥウインでレッドブルのセバスチャン・ベッテル。
終盤に一部マシンパーツが破損したようにも見えましたが、安定した走行でした。
3位にはウェバーが入り、4位以下はハミルトン、バトン、マッサと続きました。
ザウバーの小林可夢偉は予選でテレメトリーシステムが落ちて、マシンからピットにデータが行かない状況だったために、エンジニアからうまく可夢偉にブレーキバランスの変化が伝えられなかったそうで…。
相変わらずチームの不備が目立つ状況で、結果的に17番手タイムしか残せず。
レースペースは悪くなかったのですが、予選での順位が悪かったうえになかなか抜けないサーキットで、ストレートの遅いザウバーでは14位が精いっぱいだったのかなと思います。
セルジオ・ペレスは予選8番手で、これはペレスの素晴らしいアタックがあったからこそとはいえ、可夢偉ももう少しは上に行けたはずで。
ペレスはレースでも入賞圏内を走っていて、最後は他車と接触してリタイアと、また少し"幼さ"を感じたところもありましたが、予選で問題さえ起らなければ可夢偉にもチャンスはあったと思うのですが。
来期に向けて中段チームのシート争いが激化している中だからこそ、残念な週末でした。
明日は更新お休みかもです。