今週末は2位湘南と直接対決
前節甲府対湘南戦は2-2の引き分け。
これにより甲府が自動昇格を決めました。
甲府はシーズン途中から調子を上げて結果を積み重ねていましたから、この結果は見えていたところがありますが、これによって自動昇格のもう一枠とプレーオフとの争いがより明確な見どころになってきたのかなと思います。
J2上位の順位表をもう一度おさらいしておきましょう。
残り4試合。
勝点 得失点差
1位 甲府 78 +25
2位 湘南 65 +17
3位 大分 64 +16
4位 京都 64 +12(台風による延期のため1試合未消化)
5位 千葉 62 +21
6位 横浜FC 61 +11
7位 東京V 60 +17
8位 山形 58 +8
9位 岡山 58 +5
10位 栃木 57 +5
試合数分の勝点はまだ返せるなんて話も聞いたことがありますから、勝点57の栃木もプレーオフの可能性があるとみて、とりあえずきり良く10位まで入れておきました。
11位の北九州も勝点55、12位の水戸も勝点54ですから、やはり混戦ですね。
ジェフと湘南の勝点差も3ですから、まだ自動昇格の可能性は残っています。
これだけシーズン後半は厳しい成績なのに、まだ昇格の可能性があるというのも不思議な感覚ですが(笑)
それだけ今期のJ2に抜け出したチームが少ない…というか、甲府以下は皆"J2中位レベル"の争いをしている感じなのかなとも思ったりもします。
しかも、今週末はその湘南と直接対決ということになりますから、この試合に勝ちさえすれば最低でも1つ順位は上がることになります。
とはいえ、自動昇格を考えると現時点でちょっと有利なのは京都で、9月30日に行われる予定だった徳島戦が台風で延期し、1試合少ない状況となっています。
代替開催は10月25日に決まっているので、そこでまた勝点を伸ばせる状況です。
それを考えると、順位的にはまだまだ可能性はありますが、決して良い状況ではないというか。
どちらにせよ、残り試合すべてに勝つくらいの気持ちでなければ、自動昇格圏内は難しいはずで。
プレーオフのほうも考えなければいけないとは思いますけど、ここでの連敗はそのあとにも響く可能性もありますし、まずは湘南戦にすべてをかけてほしいところです。
ここ数試合、失点の多いジェフですが、その失点パターンを見るとなんというか戦術面や個々の能力ももちろん影響はしていますが、前節大分戦の2失点目を思い返しても、それ以前に問題があるような気もします。
ようするに、メンタルというか自信の欠如やプレッシャーなど、うちに抱える問題がどこかに発生しているのかなと。
負傷によって山口智が欠場した後の試合でも話したと思いますが、山口智の欠場は山口智の能力の問題よりも、山口智を中心として作ってきた守備なだけにその中心が欠けることによっての精神的な影響の方が大きいのではないかと感じています。
そのあたりはここまでの特定の選手に頼ってしまったチーム作りの問題もあるとは思うわけですが、今はそれを言っても始まらないわけで。
山口智の復帰にも期待したいですけれども、そうではなくて1人1人が自分が中心であるというか、自分がジェフをチームにあげるんだという気持ちを持って、前向きに戦ってほしいですね。
そういった「責任」というよりは、それくらいの「自信」を持ってプレーしてほしいなぁと思います。
それだけの能力は持っている選手たちだと思いますしね。