モニシャ代表「可夢偉の表彰台は残留に影響しない」
昨日の夜、ペーター・ザウバーからチーム代表の座を正式に引き継いだモニシャ・カルテンボーンが、鈴鹿のレース後にコメントしており、「可夢偉の表彰台は残留に影響しない」と話たそうです。
「表彰台という結果を出さなくても、以前から評価は高いのだから変わらない」という意味と、「表彰台の登っても来季の残留はいまだに確定していない」という意味と、両方に捉えられるコメントかなと思います。
この背景には契約問題のかけひきもあり、日本のスポンサーがもっと付いてほしい、日本企業が後押ししてほしい…という思いもあるのではないかと思いますが。
現在、ザウバーはセルジオ・ペレスをサポートしていたテレメックスなど、メキシコの大手企業が全面バックアップしている状況で。
そのテレメックスは来季残留の報道も出ていますが、それでも将来を考えればいまだに不安があるはずですし。
ただ、このようなことも話しているそうで。
「ドライバーとして彼を判断するには慎重にならなければなりません。なぜなら、我々が表彰台を獲得した際の大部分は彼の方が予選で上位だったからです」
「彼にはタイヤ、戦略における制約が存在していました。一方、もう一台はリスクをとることができ、そのリスクが結果としてうまくいったのです」
「彼は今年、不運だったと思います。幸運をつかむ時がきたのです」(as-web)
モニシャは以前から可夢偉を評価しているという話をしてきますし、ここでよく日本のファンも言っていた「不運」の話が出てきたのは、しっかり見てくれているのかな?と思えますね。
また、こちらの記事「彼はこのマシンの開発で多くのインプットを果たしたので、私たちはそれらすべてをジャッジすることができます」と話しています。
マシンの開発能力、チームリーダーとしての評価などをしてくれているというのは、非常にうれしいことだと思います。
あとはシーズン終盤に、しっかり結果を出すことですね。
ザウバー残留は濃厚という報道もありますし(可夢偉本人はスポンサーの必要性も述べていますが)、リラックスして残りレースに挑んでほしいと思います。
そして、もちろん日本のスポンサーがもっとついてくれれば、可夢偉としても嬉しいのでしょうけど…。
明日、明後日の更新はお休みします。