今季前半を振り返る 数字編

 早いもので、第21節湘南戦を終えたところで、J2も折り返し地点を迎えました。
 今期のJ2は中断なくシーズンが進みますから、次の試合も間近に控えていますが、ざっくり前期のジェフを振り返ってみたいと思います。
 まずは数字編。
■観客動員数
・ホーム平均観客動員9249人


 21節終了時点でのホーム平均観客動員数は、9249人となっています。
 昨年は9680人、一昨年は11689人ですから、残念ながら右肩下がりで減少傾向にあります。
 今後昇格争い、優勝争いをしていけば観客同意数も増えてくるかもしれませんが、もしもチームの成績がここから下降線を描くようであれば、最終的な観客動員数も厳しいものになりそうです。
 逆に言えば、昇格争いさえできれば今後盛り返してくる可能性も十分あるわけで、クラブとしてはそうあってほしいと思うところなのではないかと思いますが。


 なお、今期J2の平均ホーム観客動員数を見ると、現時点で1万人を超えたクラブはなし。
 昨年、最終的に平均1万人越えを達成したFC東京、札幌がいなくなってしまいましたしね。
 J2平均でも昨年の6423人から5444人に減少と、かなりさみしい数字になってしまっています。
 いろんな面において、J2が緩やかに衰退しているのでしょうか…。


 なお、現在ホーム観客動員数でトップに立っているのが、なんとJリーグ入会1年目の松本山雅で9840人。
 1試合における最高観客動員数13098人もトップレコードで、観客動員数の面でJ2を引っ張っていっているといっても過言ではありません。
 もともとJFLでも多くのファンを集めていた松本山雅ですが、ここまでの数字を出してくるとは思いませんでした。
 ジェフも含め、既存のクラブも頑張らないとですね。
■勝点グラフ

 第11節からの6連勝で、勝点を稼いだ今期のジェフ。
 その後、足踏みが続いたものの21節終了時点で、過去5年間2位になったクラブの平均勝点とちょうど同じくらいの勝点ということになりました。


 しかし、昨年、一昨年も、21節終了時の段階の勝点は39。
 今年と勝点1差しか変わなかったですけど、最終的にはJ1昇格を逃しているわけですから、やはり現在の勝点以上に今後の成果やチームの伸び代のほうが重要になってくるのではないかと思います。


 現在J2は混戦模様となっていますが、もしもこの団子状態から1チームでも抜け出すようなことがあれば、残る自動昇格枠は1つしかなくなってしまいます。
 それを考えても、この混戦状態にいつまでも付き合っていくのではなく、自分たちが抜け出すチームとなってJ2を引っ張っていくくらいの気持ちで戦っていってほしいですね。
 今期のJ2のレベルを考えれば、それくらいのことはできてもおかしくないと自分は思っていますし。



 なお、現在ジェフは総失点13点ということで、これまでのところJ2最少失点となっています。
 次が岡山の17点ですから、まずまずの良い成績と言えるのではないでしょうか。
 一方、総得点のほうはジェフが35点で、東京Vが40点、湘南が36点となっており、J2で3番目の成績となっています。
 数字上から考えても、やはり得点面のほうが課題と言えるのではないかと思います。
 ここから勝点を稼いでいくためにも、シーズン後半は得点力の向上が求められるのではないでしょうか。