リカルド・ロボの入団会見

 柏からレンタル移籍となったリカルド・ロボの入団会見時のコメントや写真が、ジェフ公式サイトやJ's GOALにアップされています。

神戸TD「今、(J2)リーグで(第20節終了時点で)我々は得点数については(上から)3番目ですが、後半、勝つために得点は必要なものです。そのために彼には残り18試合(登録完了後の試合数)を勝つために、点を取ってもらうために来てもらいました。」(J's GOAL

 神戸TDのコメントだけを一部引用させていただきました。
 神戸TDは以前から、J2で勝つためには点を取らなければならないという話をしており、個人的にもこの意見には納得です。


 そのためにFWを獲得したというのも、今期の結果を最優先とする興株の発想という視点においては、ある程度理解できる部分ではないかなぁと思います。
 海外のビックネームなどを呼んでもシーズン途中ではフィットするかどうかわからずリスクも高いでしょうし、そういう意味でJ2で実績のあるFWを補強するというのは理に叶っているのかもしれません。
 柏のように将来性を考えた補強をJ2のシーズン中にしておくのが理想なのかもしれませんけど、そこまでの余裕はないというのが実際のところでしょうし。
 予算的にもレンタルということで、ダメならば延長しなければよく、複数年の契約などに比べればコスト的なリスクも少ないといえるのかもしれません。



 ピッチ上を見渡しても、守備に関しては後方のスペースをなるべく与えない守備で守れていますし、中盤には勇人、兵働、田中などもいますから、前線を補強して岐阜戦や東京V戦の時のように苦戦した得点面の向上かを図るということなのでしょう。
 ただまぁ、今回の補強がどれだけ効果的な補強になるかどうか…というのは、実際にやってみないとわからないところですね。
 藤田も体の張ったプレーで貢献していますし、米倉も復帰してすぐに活躍しましたし、オーロイ、深井、荒田、大塚、久保などもいる。


 少なくとも怪我人などがなければ、人数は十分にいるポジションですから、大きな穴を埋めた補強というよりは、FW部門のさらなるレベルアップや相乗効果を狙うものであって。
 そう考えると、決して成果をあげるのは簡単な補強パターンではないともいえるかもしれませんから、ロボ本人だけでなく起用する監督、周りの選手なども含めて、しっかりとがんばってほしいところだと思います。
 もちろん米倉など若い選手にはいい意味で刺激になればと思いますし、他ポジションの選手にはうまく連携をとってプレーしてほしいですね。


 ロボの加入が、目標であるJ1昇格において良い補強だったと言えるような結果になってくれればと思います。