レジナルドの契約満了に思う
レジナルド選手の期限付き移籍終了について(ジェフ公式サイト)
シエナからレンタルで移籍していたレジナルドですが、契約は延長せず退団ということになったそうです。
残念なニュースですね。
レジナルドは基本的な技術がしっかりしていて、フィジカルもあって、運動量もあり、平均して何でもできる攻撃的なMFといった感じだったかなと思います。
鋭いドリブル突破だとか、強力な決定力などはなく一発の破壊力的なものはあまり感じなかったですけど、それでも精度の高いクロスなどには魅力がありました。
アジリティもある程度あって、パスもつなげて、動きまわることもできる…という意味では、比較的木山監督の好む日本人らしいプレーヤーだったと思うのですが、レジナルドでもうまく戦力には組み込めなかったかぁ…という印象があります。
まぁ、タイプというよりはタスク的にこのチームの主軸である兵働とかぶるということで、難しい立場になってしまったところもあるかもしれませんが。
しかし、やはりあまり外国人選手が馴染みにくいサッカーというか、監督自身あまり得意ではないのですかね…。
オーロイなども前節スクランブル状態で戦い方を変えてこそ活きましたけど、それまではそうではなかったですし。
まぁ、オーロイの場合は逆に今のサッカーとは正反対だからこそ、はっきりとわりきって飛び道具的に使えるからやりやすいというのもあるのかもしれませんが。
オーロイの場合は90分持たないのは変わっており、後半の早い段階でガクッと動きが落ちてしまいますから、本人としてもチームもとしても今の起用法のほうがよい状況を保てているように思います。
後半の残り数分なら走れるし動きも悪くないということで、そう考えるとむしろ木山監督はうまくオーロイを扱えているんじゃないでしょうか。
あくまでも戦術的な意味でではなく、運用的な意味でですけどね。
まぁ、やっぱりスタミナに課題がある選手を主軸と考えるのは、難しいところがありますからね。
そういう意味では兵働にも大きな課題があるというか、実際兵働が動けていない試合、時間帯では苦労することもありますから、今後夏に向けてそこがネックにならなければいいのですが…。
メインのスタイルで外国人選手がうまく活かせない状況であるということならば、補強もそれに合わせて考えていかないといけないかもしれませんね…。
日本人選手に近いレジナルドでも難しいということになれば、多少周りが合わせることになっても起用したくなるような強烈な外国人選手を補強するか、日本人選手の補強を考えていった方がいいのかもしれませんね。
シーズン中の日本人の選手補強は難しいかもしれませんけど、オフも含めた補強の動きを期待したいところです。
予算が限られているからこそ、中途半端な補強はせずに一点集中すべきではないかなぁと個人的には思っています。
レジナルドは、イタリアにこのまま戻ることになるんでしょうか。
ともかくお疲れ様でした。
次の舞台での活躍を祈っております。