インディ500、佐藤琢磨は優勝を狙い最終ラップに仕掛けるが…
F1モナコGPと同日に行われたIRLインディ500。
プラクティスを含むと、1か月も使って行われる伝統のレースで、ここでの勝利というのはF1におけるモナコ以上の価値があるものだと思います。
今期初めてIRLで表彰台にも上り、良い形でインディ500を迎えた佐藤琢磨。
しかし、予選ではくじ引きでアタックの順番が決まり、気温の下がった遅い時間でのスタートとなった佐藤琢磨は19番手となってしまいます。
インディ500はやはりそう簡単に良い結果は出ないか…と思っていたのですが、決勝ではハイペースでレースを進めます。
これまで新規参戦したシボレーエンジンに苦しんでいたホンダ勢ですが、インディ500ではまさかのホンダ勢が優勢。
佐藤琢磨は最終ラップで首位ダリオ・フランキッティの真後ろの立ち、スリップストリームに入ったのですが、アタックを仕掛けた第一コーナーで接触。
日本人初のIRL、そしてインディ500での優勝は夢に終わってしまいました。
IRL公式サイトによる動画はこちらで。
15分くらいから見ていくと、佐藤琢磨のラストラップのアタックが見られます。
ペースは琢磨が優勢。
フランキッティの寄せはかなり厳しいもののようにも見えるのですが、どうなんでしょう…。
IRLでは大きくは問題視されない程度なのかなぁ。
ターン3まで待つべきだったという意見もあるそうですが…。
インディ500は年に一回の大きなお祭りですし、非常に残念というか、すごく悔しいラストなってしまいました。
ただ、そこまではいいレースをしていたのも事実ですし、最後のアタックも見ていてワクワクしました。
これが琢磨のスタイルなんだと思いますし、この後のレースも優勝目指して激しいアタックを期待したいところです。