バルセロナでヨーロッパラウンドスタート

 バーレーンGPから2週間お休みを挟んで、今週末はスペインGPが行われます。
 バルセロナはカタロニアサーキットで開催。


 バルセロナは低速から高速コーナーがバランスよく設置されているため、テストでよく使用されるサーキットです。
 コース幅が狭いためパッシングシーンは少なくなることが多いですが、トータルでのバランスが要求されマシンのポテンシャルが明確に出てくる可能性があります。
 そういった意味で、面白いGPとなるかもしれませんね。



 また、今週末からヨーロッパラウンドがスタートということで、マシンのアップデートが積極的に投入されることが予想されます。
 特に資金力のあるトップチームのアップデートが活発化してくるでしょうから(マクラーレンにいたってはスペインGPからノーズを変更し、ハイノーズにしてくる可能性もあるとか)、ここからはザウバーなど資金力の乏しいチームは苦戦するのではないかと思われてきました。
 しかし、ザウバーは5月1日から3日間行われたムジェロでの合同テストに、ニューパーツを投入して好タイムを記録。
 2日目には小林可夢偉がトップタイムを残すなど、悪くない感触を持っていたようです。


 第2戦マレーシアGPではペレスが2位表彰台を獲得するも、中国GP、バーレーンGPと上位フィニッシュとはいかなかったザウバーですから、ここからリスタートを決めて良い結果を期待したいところですね。
 毎年夏には早くも翌年の移籍交渉がスタートし始めるF1ですから、小林可夢偉の上位チーム移籍を考えてもそろそろインパクトのある成績が、欲しいところではないかと思います。
 まだまだ可能性は残されていると思いますし、頑張ってほしいですね。