チェルシー、ザウバーのスポンサーに

 少し古いニュースですが、イングランド・プレミアリーグチェルシーザウバーF1チームのスポンサーになることが発表になりました。
 これによりザウバーのエンジンカウルには「Welcome Chelsea FC」の文字が刻まれることとなりました。
 ソースはこちらで。


 ザウバーはここまでの数戦で、「Out of the Blue」や「True Blue」といったロゴを掲載し、大口スポンサーが決定目前であることをにおわせるティザー広告を打っていました。
 様々な憶測が流れましたが、このたびちぇるしーとのパートナーシップ契約を発表。
 先日チェルシーFAカップで優勝した際にも、祝福のコメントを公式にアップしています。



 今回の契約の背景には、当然チェルシーのオーナーであるアブラモヴィッチの存在が大きいと思われます。
 2003年にチェルシーを買収したアブラモビッチですが、その前後にはF1チームの買収の話も報じられていました。
 特に言われていたのが、ジョーダンF1チーム。
 佐藤琢磨も所属経験があり、無限エンジンやヤマハエンジンなどを搭載し、日本にも馴染みの深いチームですね。
 ジョーダンは2006年から、何度もオーナーが入れ替わり、現在はフォース・インディアに名前を変えています。
 その頃アブラモビッチの買収候補にはジョーダンだけでなく、ミナルディザウバーなどの名前もあがっていたと報じられていました。


 今回はパートナーシップ契約ということで、今後何らかの発展などもあり得るのでしょうか?
 現在のザウバーはスポンサーが少なく、セルジオ・ペレスのつながりでメキシコマネーに頼っているような状況だと思われます。
 まぁ、「メキシコマネーだけ」と言っても、世界長者番付3年連続1位のカルロス・スリムがバックについているわけですが(笑)
 ただ、カルロス・スリムもそこまで本気ではないようですし、ザウバーチームもカルロス・スリムに売却するような予定はないとのコメントをしていますからね。


 そこに、ロシアの大富豪であるアブラモビッチが加わってくるというわけですから、いったいどうなるんでしょうね…(笑)
 無駄にスポンサーの名前だけは大きくなっている気もしますが。
 面白くなりそうな気もしますが、小林可夢偉もいるわけで、不安な部分もなくはないのかな…とも。
 まぁ、チームにとっては貴重なスポンサーであることは間違いないわけで、良い方向に進めばいいのですけどね。


 …それにしても、日本企業はサッパリですねぇ。
 本当に関連企業(例えばホンダやトヨタにいろいろついてくるような感じで)が動かなければ、自分たちからは動かないんですね。



 明日は更新お休みします。