IRL開幕、佐藤琢磨は一時トップ走行もリタイア
IRLも先週末、開幕を迎えました。
舞台はアメリカフロリダ州のセント・ピーターズバーグとなります。
今期からIRLはニューシャシーが投入されます。
エンジンもホンダだけでなく、シボレーやロータスも参戦し、戦力図が気になるところです。
日本人唯一のレギュラードライバーとなっている佐藤琢磨は昨年までKVレーシングで戦いチーム力も向上していたのですが、KVレーシングがシボレーエンジンに鞍替えしたことで、チームを離れることに。
ここ数年スポット参戦しかしていなかったレイホール・レターマン・ラニガンレーシングに移籍となりました。
また新たにチームを作り上げて行かなければいけなくなるということですね。
その佐藤琢磨は予選で15番手。
予選全体を見ても上位5チームがシボレーエンジンということで、佐藤琢磨も含めてホンダ勢は苦労していたようです。
しかし、予選から決勝の間にマシンのバランスを改善できたようで、決勝前のウォームアップでは全体の2番手タイムを記録。
決勝ではピットストップの絡みもあって、レース中盤にトップを走行していたようです。
しかし、残念ながらギアボックストラブルでリタイアとなってしまったそうです。
レースのほうは強豪チーム・ペンスキーのエリオ・カストロネべスが優勝。
2位にはスコット・ディクソン、3位にはライアー・ハンター-レイがつけました。
名門チップ・ガナッシのスコット・ディクソンがホンダ勢で唯一表彰台に上り、それ以外は上位5台のうち4台がシボレーエンジン搭載という状況に。
ホンダは劣勢で琢磨としても厳しいシーズンになるのかもしれませんね。
しかし、朝のウォームアップでの結果や決勝でのトップ走行などを考えると、決して悪いことばかりでもないとは思います。
逆境に強いイメージもありますし、今後のレースに期待したいところです。
今週末には開幕戦からの連戦で、第2戦がバーバー・モータースポーツパークにて行われるそうです。