サテライトリーグ復活へ?

 先週のスポニチによりますと、Jサテライトリーグが復活する動きが出てきているとのことです。
 サテライトリーグとは、Jクラブのトップチームに所属する中でも若く出場機会の少ない選手の経験の場として2009年まで実施されていました。
 しかし、現在のJリーグでは主にJクラブに入団した18歳から23歳くらいにかけての選手の育成が、上手くいっていないと言われています。
 そのために大学という育成機関が成立しており、大学というルートが確立されているのは選手にとっても幅が広がるという意味で良いことなのでしょう。
 けれども、Jクラブはその年代の選手の育成に成功しておらず、将来性は高くても即戦力ではない選手は獲得しづらい状況となっており、若手選手の底上げという点では大きな問題が残っていると思います。
 だからこそ、ジェフリザーブズなどがあったと思うのですけど、そこも失敗に終わっていますしね…。


 個人的にはそもそもサテライトリーグの廃止は反対でしたし、これですべてが良くなるとは思いませんけど、現状を改善する上では1つの策だと思います。
 廃止理由は記事にもあったように日程問題、経営面、そして、サテライトリーグのレベルの問題などもありました。
 そのあたりを改善することがまず重要ですね。
 まぁ、日程に関しては「Jリーグが土日に分散に変わったから…」という話でしたけど、それでも工夫すればできないことはないと思いますし、言い訳のような印象もありますが…。
 結局、地域リーグのクラブや大学と合同で、北海道、東北、四国、関西、九州などで、育成リーグを設立する流れになったわけですし。



 それよりもレベルや経営面の方が、悩ましい問題なのかもしれませんね。
 以前は原則23歳以下の選手のみが出場できていたはずですが、そのあたりも考え直す必要などがあるかもしれないですし、試合の運営方法にも柔軟性を持たせる必要性があるのかなぁと。
 経費に関してはどうしてもかかってしまう部分はあるかもしれませんけれども、上手く活用できれば結果的には安くつくことになるかもしれないわけで。
 やはりその上手く活用できるかどうか、選手を育てられるかどうかが一番の焦点なのだろうなぁと思います。