レッドブルRB8、トロ・ロッソSTR7、ウィリアムズFW34を発表

 昨年のチャンピオンチームであるレッドブルが、新車RB8を発表しました。
 画像はこちらなどで。
 RB8のノーズは予想以上に段差のあるタイプで、フェラーリザウバーと同様ですね。


 こうなってくるとザウバーのノーズへのアプローチも意外と正解だったのかな?とも思いますが、タダでは転ばないのが空力の鬼才エイドリアン・ニューウェイ
 なんと、その段差部分に空気を入れ込む穴を設置。
 こちらの記事の写真でもはっきりと確認ようになっていますが、これが空力的なメリットのあるものなのか(ディフューザーなどに空気を流す?)、KERSやドライバーなどの冷却のためのものなのか…などの憶測が飛び交っています。
 その他は基本的には正常進化なのでしょうけど、それでも素性は良いマシンであることは確かなので、今年も優勝候補ということになるのでしょうか。
 どうせなら接戦を見てみたいものではありますけどね。


 レッドブルの兄弟チーム、トロ・ロッソも新車STR7を発表。
 マシンを見ると、カラーリングこそレッドブルに近い印象を受けますが、マシンデザインはかなり独自方向のものになっていますね。
 ノーズは大きな段差はなく、サスペンション取り付け位置の上部に左右の出っ張りを作ったタイプで、そこから先端にかけてかなり薄い形状になっています。
 コクピット後方のインダクションポッドも小さくなった印象で、サイドポンツーンは下部の絞り込みが極端に。
 かなり攻めたマシン作りが出来ている印象ですし、ザウバーのライバルとも思えるチームですが、今年も嫌な相手になるかもしれませんね。


 そして、ウィリアムズをFW37を発表
 写真を見ると、レッドブルフェラーリザウバーなど以上に急激な段差のあるノーズになっている印象です。
 リア周りは昨年同様に非常に急激な絞り込み…というか、内部はどうなっているの?と感じるほど、リアが「ない」ような状態。
 ただし、昨年もこういったコンセプトで臨んだものの、その効果はあまりなく結果は出なかったですから、今期どれだけその部分の良さを活かせるかどうかが重要なのでしょうけどね。



 これで2月上旬の新車発表は終了し、いよいよ昨日からへレステストが始まっています。
 初日トップはキミ・ライコネンだったとのこと。
 今期F1復帰となるライコネンは同じくF1に復帰し予想以上に苦しんでいるシューマッハーのイメージもあってか、前評判はかなり悪い状況となっています(笑)
 それを払拭するために、狙いにいったタイムだったりもするのかもしれませんね。
 小林可夢偉は7番手タイムですが、この日最多の106州を走行したというのは頼もしいですね。
 2月下旬に新車発表会を予定しているメルセデスGPは、昨年型マシンで走行しているようですが、それでマシンの熟成は間に合うんでしょうか。


 …などなど、いろいろ気になるへレステスト。
 F1も開幕までのカウントダウンが本格的に始まりました。