ロータスE30、ザウバーC31が発表に

 ロータスが新車E30を発表しました。
 画像はこちらなどで。
 マシンのデザインを見てみると、ノーズは多くのチームと同じように、取り付け部から下がっていって低く薄くなっています。
 ケータハムやフォースインディアのようにフロントサスペンション設置部のモノコックは、中央が削られたようになっていますね。
 しかし、その割合は少なく、比較的なだらかな上面のカーブになっています。


 リアは例年通り絞り込みが激しいですけど、大きな特徴はないのかなぁと思います。
 昨年はサイドポンツーン前からエキゾーストパイプを出す前方排気を実施して、それがあまりにも難しい発想だったためマシン開発にも影響が出てしまったということですから、今年は比較的しプ瑠奈マシンということなのでしょうか。
 しかし、全体的に見れば昨年と同じ形状ではないですし、しっかりとマシンデザインを詰めてきた印象があります。



 続いて発表されたのは、小林可夢偉の所属するザウバーのC31。
 画像はこちらで。
 まずカラーリングはノーズの大部分が黒くなってしまって、かっこよくないですね(笑)
 サイドポンツーン横は空白で、スポンサー不足も気になります。


 マシンデザインはフェラーリ同様段差のはっきりとしたノーズになっていますね。
 また、マシン後方の絞り込みも激しくなりました。
 これはエンジン、ギアボックスをフェラーリから供給されているため、フェラーリのパワートレインが絞り込みに成功した影響が大きいと思います。
 全体的にフェラーリ風ですね。
 他にもロールフープが空洞のメルセデス風になっていたりもしますけど、全体的に見ると洗練されていない印象かなぁと。
 まぁ、実際に走ってみなければ、良いかどうかは分からないところも大きいですが。


 なお、ザウバーはテクニカルディレクターであるジェームズ・キーが、チームを退団したことが発表されています。
 ジェームズ・キーは2010年にフォース・インディアからザウバーに移籍。
 その後チームのパフォーマンスが上昇していきパドックでの評価も高く、いつかは上位チームへの移籍もあるのではないかと噂されていました。
 新車が出来たところで辞職したということになるのかもしれませんが、ザウバーにとっては痛手でしょうね。
 今期でチームとの契約が切れる小林可夢偉としても、今後ザウバーがより低迷する可能性もあるかもしれませんし、上位チーム移籍のためにもシーズン序盤からの活躍に期待したいところです。
 F1の移籍交渉は夏頃から本格的にスタートしてしまいますしね。