バリチェロ、KVレーシングのテストに参加

 長らくF1に在籍していたルーベンス・バリチェロが、IRLに新天地を求める可能性が出てきました。
 昨年はウィリアムズからF1に参戦。
 F1史上最多出走数(具体的な数字はメディアによって異なる)を誇るブラジル人ドライバーで、新シーズンもF1への参戦にこだわっていました。
 しかし、今年で40歳を迎えるバリチェロは以前ほどのキレはなく(もっともピークはフェラーリ時代だったのかもしれませんが)、スポンサー争いにも敗れF1シートを失う可能性が非常に高くなっていました。


 そこでIRL移籍の話が出てきます。
 なんと移籍先はKVレーシングで、友人でありKVレーシング所属のトニー・カナーンの呼びかけがあったようです。
 すでにテスト走行も行っているそうで、加入の可能性は高そうですね。



 バリチェロのIRL移籍は面白いとも思うのですが、心情的にはちょっと複雑な展開になってきてしまいましたね…(笑)
 KVレーシングといえば、昨年までは佐藤琢磨の出走していたチーム。
 琢磨はBARホンダから移籍する時も、入れ替えで加入してきたのがバリチェロだったんですよね…。
 まぁ、今回はその前にKVレーシングがエンジンサプライヤーを変えたというところがあったわけですけど、あの当時を思い出してしまうような。


 なお、琢磨はレイホール・レターマン・レーシングへの加入が言われていますが、このチームがどこまでの競争力を持っているかどうかが心配なところです。
 2月3日にはホンダのモータースポーツ活動発表会が予定されていますので、そこで正式発表となる可能性もあるのではないかと思います。