トヨタ、ル・マン新車を発表 プジョーは撤退
今年からル・マン2時間耐久レースとWEC(世界耐久選手権)に参戦すること発表しているトヨタ。
その新車がポールリカールで、発表されました。
噂されていたル・マンでの2代目の発表やセバスチャン・ブエミの起用の話はなかったようです。
ただ、マシンのロールアウト時には石浦宏明も参加していたようで、今後2台目以降の発表もあるのかな?とも思います。
トヨタはル・マン参戦正式発表の前から、童夢のS102をベースにしたマシンを使用して、テストを実施しているのではないかという報道がありました。
童夢S102は2008年にル・マンに参戦。
1年目はテスト的な意味合いも強く、その後も開発を続け2009年以降が本番だったはずなのですが、リーマンショックの影響もあって1年しか出走できませんでした。
今回のトヨタのマシンを見てみると、確かに童夢S102にも近い印象も受けます。
エンジンカウルからリアに伸びるシャークフィンは、以前のF1でも良く見られたパーツですね。
カラーリングは通り白と赤で青のラインが入っており、「HYBRID」の文字もありますね。
一方、ここ数年ル・マンでアウディとの2強体制が続いていた、プジョーが突然ル・マンからの撤退を発表。
理由として、ここ最近のヨーロッパの厳しい経済状況をあげているそうです。
メーカーの希望もあって今年からWECを開催し、拡大路線を目指していたと思われる主催者側(FIAとACO)にとっては、地元プジョーの撤退は非常に残念なニュースでしょうね。
ヨーロッパの経済状況を考えれば仕方がないのかなとは思いますが。
逆にトヨタとしてはチャンスと言えるのかもしれません。
まだ今年は参戦1年目ですから、どこまでのところを狙える準備が出来るのかはわかりませんが、今後の走行に注目が集まります。