フェラーリ、1度目のクラッシュテスト不合格
フェラーリの新車コードネーム663に関して、フロントノーズに激しいバンプがあるのではないかと言われています。
フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼモーロやチーム代表ステファノ・ドメニカリが、今年の新車に関して「美しくない」とコメントしたことや、レギュレーションでノーズの高さが低く制限されたことから予想されたものです。
ノーズの根元を引き上げて空力的な効果を期待し、そこから下げてマシンの重心低下を狙うスラントノーズは珍しくない考えですが、それがより極端になると予想されているのでしょうか。
また、フェラーリは先週、新車663が1回目のクラッシュテストにおいて不合格となったとも報じられています(2回目で合格したとのこと)。
これらのニュースは決して明るものではないようにも思えますが、ここ数年のフェラーリはコンサバで中途半端なマシン作りをして失敗してきた印象がありますから、攻めの方向性を見出した中での問題であれば、チームにとっては良い傾向とも言えるのかもしれません。
クラッシュテストの不合格も中小チームにとっては大きな問題になるかもしれませんが、フェラーリならばそこまでの損失はないように思いますし。
しかし、わざわざモンテゼモーロやドメニカリがマシンの美しさに言及しているところは、さすがフェラーリと言ったところなのでしょうか。
逆に言うと今までのマシン作りは、マシンの見た目も重視されていたため、うまくいかなかったところもあったのかなぁとも思ってしまいますが。
それとこの時期のフェラーリの話題の多さも、さすがですね(笑)
毎年その傾向にはあると思いますが、オフだけ盛り上がるサッカークラブのようにも見えてしまいます。
F1全体を盛り上げるためにも、シーズン中も頑張ってほしいところですが。