木澤正徳氏が来期ヘッドコーチに

 まず、昨年末にスポニチで清水を振り返る記事がいくつかアップされており、木山ヘッドコーチに関しても触れられていましたので、ご紹介を。
“大物”ユングベリら加入で結果も…芽生えなかった競争心
「距離感バラバラ」3戦連続0―4負け…若さ露呈した急造布陣
「鬼のゴトビ」で指導力生かされなかった木山ヘッド
 しかし、スポニチらしく…と言うべきなのかどうかはわかりませんけど、なんとなく悪意を感じる記事ではありますね。
 ただ、内容に関しては読む部分もあるのではないかと感じます。

早川巌会長(68)は「監督は優しい人。その分、木山さんにビシビシやってほしい」とタイプが違う指導者の組み合わせに期待した。
実際には“鬼のゴトビ”だった。初陣となった2月9日の練習試合FC東京戦。主力組と代わった控え組が失点を重ね、2―6大敗。翌日の練習後、指揮官は鬼の形相で控え組に延々と罰走を命じた。
(中略)
一方で木山ヘッドの指導力が生かされる場所が限られていった。

 実際、清水での木山氏の立ち位置と言うのは、曖昧な部分があったようだという話も耳にしました。
 そのあたりの理由の1つが、このあたりにあるのかもしれませんね。
 フロントの狙いとしては、厳しい監督に優しいコーチを付けて、監督と選手との間を取り持つ役割を期待するというのは良く聞く話ですし、清水としてはその逆を考えていたのでしょう。
 しかし、実際にはゴトビ監督のタイプが違って、上手くいかなかったということのようです。



 ジェフは新体制発表会で、コーチ陣も発表
 ヘッドコーチには、選手としてジェフでプレー経験もある木澤正徳氏が就任しました。
 木山監督が水戸で指導していた時のヘッドコーチでもあり、監督との連携面での不安はないですね。
 出来れば経験豊富なコーチもいた方が安心ではないかとも思いましたが(芦川GKコーチはいますけど)、監督が若い方であることを考えるとそのあたりは難しいところなのかもしれません。
 2人の指導者の水戸での経験を活かしつつ、ジェフでの更なる飛躍を期待したいところではないかと思います。