新体制発表会&サポコミ行ってきました

 土曜日に行われた、新体制発表会見&サポーターコミュニケーションに行ってまいりました。
 昨年末の報告会である程度話は聞けていたと思っていたし、あちはそれに沿った強化、準備をしていけるかどうかが重要だと思っていたので、直前まで行こうかどうか悩んでいました。
 個人的には新体制発表会に関しては、さほど興味はなかったですし。
 ただ、報告会のニュアンスとは違う印象の補強動向だったこともあって、直接話を聞きたいなぁと思いまして。
 ここ何回かのサポコミ等の議事録は、簡略化されているというか、細かいニュアンスなどを省略している印象もありますしね。


 当日に関しては開場前こそ相変わらずの手際の悪さを感じましたが、イベント自体は比較的落ち着いた内容だったのではないかと思います。
 なお、開場そばにはユニフォームが展示されており、間近で自由に見ることが出来ました(選手が着用した画像はこちらなどで)。
 実際に見た印象はというと、うーん…(笑)
 上下とソックスの色合いもそうですけどシャツの柄(ライン?)もチープな印象に感じ、自分が見た時は他のサポの方達も「えー?」といった声が多かったように思います。
 黒も勇人が着るとかっこよく見えますけど…。
 意外とGKユニの透かし絵っぽい感じは、近くで見るとかっこいいんじゃないかなぁと思いましたが。



 さて、サポコミの内容詳細に関しては、一応控えるとして。
 この新体制発表会と同時に、今期の選手一覧も更新されました
 サポコミでも外国人補強の可能性は言われていましたが、ベースはこのメンバーで戦うことになるような感じですね。 


 何度も話していることですが、これまでの補強に関して総括すると、報告会の時の方向性とは、異なる印象を受けていました。
 報告会では「ベテランが出場し若手が試合に出場できなかった」こと、「若手は試合に出ないと育たない」と話していました。
 また、木山監督招聘の理由も、目指すサッカーや練習量などと共に「若手の育成」を上げています。
 このことから、2012年はトップチームでの「若手育成」を1つの柱として考えているのかな?と思っていましたが、実際には若手選手を放出して中堅からベテランを獲得する傾向が強くなっていると思います。


 もちろん昨年の京都のように多くの優秀な若手選手を保有してはいませんから、若手ばかりのチームにするのは無理があるとは思いますが、既存の有望な若手選手に蓋をするような補強は、報告会の話とは違うところがあるのではないかと。
 その方向性が良いか悪いかはいろんな考え方があるところだと思いますから置いておくとして、一つの方向性を真っ直ぐに貫き通せるかが、クラブにとって重要なはずで。
 ここ数年のジェフの反省を考えると、「選手が獲得できなかった」とか「良い選手がいない」とかよりも、「クラブ運営の方向性に一貫性が無かったこと」が何よりも大きな問題だったと思います。
 だからこそ、『若手育成』の方針を掲げ、ベテラン選手を契約満了とし、育成面に定評のある木山監督を招聘したことに関してまで、一本筋が通っていると感じたし、報告会直後も非常に前向きな話をしたつもりです。



 それらを踏まえて今回のサポコミを聞きに行ったわけですけど、報告会の時ほどトップチームで選手を育てるという印象ではなく、アカデミーも含めて将来的に地元選手を育てるという感じなのかなぁという印象を私は受けました。
 実際の補強を見てみても、かなり木山監督の意向に沿った即戦力の選手を補強しているような印象を受けますし、即座に結果が出せる体制づくりというのを目指したようにも思います。
 今期のJ2はJ1昇格プレーオフの導入で6位以内でJ1昇格の可能性がありますし、即戦力になれる可能性があり獲得できそうな中堅選手を中心に堅い補強したということでしょうか。
 油断するわけではないですけど、去年や一昨年に比べれば大本命のチームもいないようにも思いますし。


 ただ、上記の報告会で話されたこととのずれと、それによる運営の中途半端さみたいなものに関しては、どうしても気になるところではあります。
 トップチームの若手に関しては練習試合を増やすことで育てていくという話はしていたので、そこでなんとか話の整合性は取れるとも言えるのかもしれませんが、ベテラン選手がいても練習試合では若手選手も出場できるでしょうし、報告会で言っていた「試合」というのは公式戦のことだったのではないかと思うのですが…。



 レポートが出るまでは細かな話はしづらい部分もありますけれど、そういった方向なのであれば結果も出せる方向作りを、しっかりとやっていかなければいけないですね。
 スローガンにもある通り、ジェフの甘さというは様々な面で感じてきたところですし、シーズンが始まる前の補強や開幕までの練習も含めて、厳しくやっていかなければいけないところではないかと思います。
 木山監督に全てを任せるような状況ではなく、クラブ全体でチームを育てていきたいですね。