ミリガン、ロシアへ移籍?ミラー氏、ドワイト氏、クゼ氏が新チーム就任

 オーストラリアのシドニーモーニングヘラルドの記事によると、ミリガンがジェフから離れる準備をしているとのことです。
 ロシアプレミアリーグの中位クラブへの移籍が言われており、「ミリガンのサインに同意した」とも書かれているようです。
 どのチームかは書かれていませんね。


 ミリガンに関してはこちらなど書いたので、今回は止めておきます。
 山口智の獲得が決まった時点で、ミリガンの移籍は覚悟はしていました。
 ただ、ミリガンを放出して山口を獲って、上乗せがどこまで作れるか…。
 ミリガンに関してはオーストらり代表として2010年ブラジルW杯に出場しましたが、昨年9月上旬に選出されて以降、2度ほど行われた代表の活動には選ばれていません。
 それでも代表に選出されていたのですから大したものだと思いますが、今後のステップアップなどを考えれば移籍したいところではあったのかもしれませんね。


 ただ、ロシアですか…。
 年俸も期待できるのかもしれませんし、ヨーロッパのカップ戦に出場できるメリットなどはありますけど、高さの面でどうなのか…。
 基本的に跳躍力はあって体を寄せるのもうまい選手ですけど、身長は180cmとロシアでは小柄な部類に入りますからね。
 高さの面では巻ですら苦しみましたし、ミリガンに合っているのか正直疑問です。
 ジェフ入団時はCB起用にこだわりを見せていたという報道もありましたが、ボランチやSBでも良いということにしたのでしょうか。
 であるのなら、ロシアでも活躍できるのかもしれませんが。
 特にボランチでなら、面白いのかもしれませんね。



 ロシアつながりのニュースで、元ジェフのミラー監督がシビル・ノボシビルスクの監督に就任したとBBCが伝えています
 シビル・ノヴォシビルスクは2010年ロシアプレミアリーグに初めて昇格し、当時巻が所属していたアムカル・ペルミなどと残留争いをしていましたが、最下位で降格となっていました。
 今期(ロシアは秋春制移行のため5月までリーグ戦を実施)は実質2部のロシア1部リーグ所属となっています。


 BBCによるとロシアのサッカークラブを率いるイギリス人(ミラー監督はスコットランド人)は、ミラー監督が初と言うことになるそうです。
 昨年のリーグ王者でカップ戦も制したゼニトを指揮したのがイタリア人で元ローマのスパレッティ監督だったり、オランダのフリット監督が半年で解任されたりというケースもあったので意外な印象もありますが、ロシアサッカーのバブル期がここ数年であることを考えると、そこまでおかしなことでもないのかもしれませんね。



 一方、オランダメディアは、ドワイト監督がVVOGの監督に就任したと報じています
 VVOGは1995年から98年にかけて、ドワイト監督が指揮を獲っていたチームで、フーフトクラッセ所属となっています。


 以前までのオランダは上位2つのカテゴリがプロリーグでそれ以降はアマチュアリーグということで、フーフトクラッセは日本で言うところのJFLのような立ち位置だったそうです。
 しかし、プロとアマチュア間に昇降格がなく昇格を臨むクラブへの対応も考慮し、2010-2011シーズンから3部リーグを作ることに。
 こちらがトップクラッセと名付けられ、プロ・アマ混合のリーグとなったそうです。
 ここにFCオスが降格していたんですね…一年で復帰できたそうですが。
 これにより、フーフトクラッセは実質4部となっているそうです。


 ドワイト監督は96-97シーズンにVVOGをフーフトクラッセのサタデーセッションでチャンピオンに導いており、その後全国チャンピオンを決めるサンデーチャンピオンとの対戦には敗れてしまったそうですが、それでもクラブにとっては良い記憶のある監督さんなのでしょうね。



 また、昨年までアルバニア代表を指揮していたクゼ監督は、中国スーパーリーグ天津泰達の監督に就任し、記者会見も行ったそうです。
 2010年には脳梗塞に倒れ、一時期気的な状況に陥ったと報じられていたクゼさんですから、体調だけには十分に気を付けてほしいところですね。