最終戦の多重クラッシュでダン・ウェルドンが亡くなる
まさか今期の最終戦で悲しいニュースを取り上げることになろうとは、思ってもみませんでした…。
先日行われたIRL最終戦ラスベガスで、15台が絡む多重クラッシュが発生。
何台ものマシンが宙を舞う大きなクラッシュで、2005年のIRLチャンピオンで今期インディ500も制したダン・ウェルドンが亡くなくなりました。
今期のダン・ウェルドンはレギュラードライバーではなく、インディ500にはスポット参戦で優勝。
今回のラスベガスもスポット参戦で、最終戦を盛り上げるためラスベガスではスポット参戦者が優勝した場合、賞金500万ドルが授与される予定でした。
もちろんダン・ウェルドンはその有力候補だったわけですが、このような結果となってしまいました…。
このクラッシュによりレースはキャンセルという結果に。
クラッシュ後、ダン・ウェルドンへの追悼の意味を込めて、5周の走行を行ったとのことです。
このニュースは日本でも多く報じられ、NHKはクラッシュ時の動画も合わせて放送。
オートスポーツwebではクラッシュ時の写真もアップされています。
クラッシュは巻き込まれなかった佐藤琢磨は、twitterで悲しみのコメントを。
今期の最後がこのようなことになるとは、思わなかったですね…。
IRL公式サイトもダン・ウェルドンの死を弔う形となっています。
松本カメラマンのブログもアップされ、レース直前のダン・ウェルドンの様子などを拝見することができます。
33歳のダン・ウェルドンは、来年から使用されるより安全性を重視した新シャシーのテストドライバーでもありました。
もちろん本人は来期もこのシャシーに乗ろうと考えながら、開発を行っていたはずです。
それだけにこのニュースは悲しい…。
本当に今年は悲しいニュース・辛いニュースばかりですね。
謹んでお悔やみ申し上げます。