佐藤琢磨、2度目のポールスタートも…

 IRLは第10戦がエドモントンで開催されました。
 この予選で、佐藤琢磨ポールポジションを獲得。
 第8戦アイオワで日本人ドライバーとして初のIRLポールポジションとなった琢磨ですが、これで2度目のポールということになります。


 しかも、アイオワオーバルコースですが、今回のエドモントンはロードコースと、2つの種類のコースでポールを獲得できたのも重要ですね。
 加えて、第9戦ではKVレーシングのドライバーが総崩れで、琢磨も予選19位、決勝20位と苦しんでしまいましたから、それを払拭できたという意味でも大きかったのではないでしょうか。



 しかし、決勝では残念ながらトップ争いをしている状況で、ライアン・ハンター-レイに追突されスピン。
 19周目まではトップを走行しており、その後タイヤの問題で一度は順位を下げるも、ピットイン後2位まで順位を上げていた状況だったそうなのですが、最終的に21位となってしまったそうです。
 非常に残念ですね。


 優勝は予選2番手で19周目に琢磨を追い抜いた、ウィル・パワー。
 今季4勝目ということになりました。
 写真付きレポートは松本カメラマンのブログで詳しく掲載されています。
 今回はやはり不運だったという面が強いようですね。
 あの接触が無ければ、優勝とまではいかないまでも、表彰台は狙えたのでは…。



 今年は震災の影響でもてぎではロードコースとなりますから、そういう意味でも今回のポール獲得はうれしいニュースでした。
 しかし、レースではなかなか結果の出せない、苦しい展開が続いています。
 第15戦に開催されるインディ・ジャパンまでに、表彰台に立って、日本に凱旋し、優勝…というのが、ファンとしては嬉しい流れかなと思うのですけど(もちろんその前に優勝してくれてもかまわないのですが)、なかなかそうはうまくいかないですね(笑)