佐藤琢磨、日本人初ポールポジション獲得も決勝はリタイア

 アイオワ・スピードウェイで行われたIRL第8戦、佐藤琢磨が日本人ドライバーで初めてポールポジションを獲得しました。
 非常に嬉しいニュースで、ロードコースではなく、オーバルコースでのポール獲得というのも大きなポイントではないでしょうか。


 普段予選では1セットしかタイヤを使わないところを、2セット使用するなど琢磨は予選でのポールを狙いに行ったところがあったようです。
 その分、失うモノもある戦略となりますが、「狙いに行けばポールを奪える」だけの力を見せつけたという意味で、大きな成果だと思います。
 それだけ佐藤琢磨がIRLに適応して、チーム全体も力を付けてきたということですからね。
 今回のポールも先にアタックしていたトニー・カナーンが、しっかりと琢磨に情報を伝えていたことが結果につながったようですし、チーム全体の団結力を感じます。


 しかし、決勝では常に上位争いを続けるも、183周目にクラッシュしリタイア。
 残念な結果となりました。
 優勝はマルコ・アンドレッティ
 実に5年ぶりの優勝となるんですねぇ。
 レポートはこちらで。



 ラップリーダーにもなって、ポールポジションもとって…となれば、次はやっぱりポディウムの頂上に立ってほしいですねぇ。
 まぁ、まだIRLの表彰台にも経っていない琢磨ですけど、表彰台に関して武藤英紀の日本人最高位2位があるわけですし、それを超える結果を期待したいところ。


 今回のポールポジションtwitterやら、ネット上のニュースやらでも大きく取り上げられていました。
 佐藤琢磨の人気や期待は、今でも非常に大きいものだということが分かりましたし、ぜひそれに応えられるように頑張ってほしいと思います。



 …あぁそうか。
 F1に拘っていた琢磨と、ジェフに拘ってくれた巻。
 ホンダにはしごを外されてしまった琢磨と、ジェフから突然の戦力外を通達された巻。
 そういうところからも、どこか「似ている」と私は感じてしまうんですね(笑)
 でも、どこにいっても、しっかりと見ている人は見ているし、応援してくれる人もいる。
 戦う環境は変わったとしても、前を向いて頑張ってほしいですね。