佐藤琢磨、5番手スタートで8位フィニッシュ

 IRL第7戦がミルウォーキーで開催。
 佐藤琢磨はこのレース前にお父上が亡くなられたということで、精神的に楽ではない状況だったと思うのですが、しっかりと結果を残してくれました。


 フリー走行では下位に沈んだKVレーシングロータスのメンバーでしたが、予選までにしっかりと問題を修正し、4番手トニー・カナーン、5番手佐藤琢磨、6番手EJ.ヴィソと、素晴らしいグリッドを獲得。
 レースでの佐藤琢磨スコット・ディクソンとの接触もあって、一時14位まで順位を下げ周回遅れとなってしまいましたが、その後ピット戦略も成功してそこから巻き返し、8位でゴールとなったそうです。



 このレースでは終盤に佐藤琢磨のチームメイトであるトニー・カナーンが、一時的にトップに立ったそうです。
 その後クラッシュしリタイアとなってしまったそうですが、ここ数レースはコンスタントに3人が結果を出せるようになっており、KVレーシングの成長を感じますね。
 佐藤琢磨も第4戦では首位に立っていますし。


 基本的には現時点でマシン(ダラーラ)、エンジン(ホンダ)、タイヤ(ファイアストン)とワンメイクになっているIRLではありますが、それでもチームの力というのは重要になっています。
 下位カテゴリーのレースでも同様のことが言えますが、設備面はもちろん、エンジニア面、ドライバーの能力なども含めて、チームの力が大きくレース内容に左右されるということですね。
 ロータスのバックアップやトニー・カナーンの経験も増えて、そのあたりがうまくいっているんじゃないでしょうか。


 あとは、結果を出すばかり。
 今後の佐藤琢磨のレースに期待したいと思います。