フェラーリにバトン?ルノーにブルーノ?
突如として降って湧いたバトンのフェラーリ移籍の噂。
今までそんな話が無かったこともありますが、4月末には生涯マクラーレン宣言をしていただけに、驚きでした。
しかし、6月上旬にはインタビューでフェラーリへの憧れを発言。
なんだか怪しいなぁと思っていたら、イギリスメディアがフェラーリがバトン獲得を狙うと報道。
けれども、その直後にフェラーリ側が否定しています。
この間、マクラーレンはバトン引き留めのため、報酬のアップを噂されています。
どうにも、話がうまく進み過ぎている気もしますねぇ(笑)
ちょうどハミルトンが大荒れのレースをしてしまい、バトンが素晴らしいレースをして優勝をした直後のタイミングというのも気になるところで。
バトンの交渉問題といえば、ウィリアムズとの契約が残っているのにもかかわらず、バトンがBARホンダに残りたいということで、ホンダが多額の違約金を払った”バトンゲート”が有名です。
このケースではバトンの年俸に違約金も含める形でホンダから支払われ、BARホンダとは5年で100億円近くの契約になったといわれています。
バトンゲートは佐藤琢磨のBARホンダ最終年だったため、一部日本人ファンはもちろんのこと、海外でも非常にネガティブに報じられていました。
今回の報道もバトン本人が主導したのかどうかは分からないですけど、そういった交渉術の1つなのかなぁと思います。
まぁ、契約の時期だけ頑張るドライバーもいるなんて話ですし、メディアを使った政治面の争いなども多いF1ですから、驚くべきことではないですけど。
一方、ルノーはなかなか好パフォーマンスが見せられないハイドフェルドに変わって、ブルーノ・セナがシーズン中に出場するのではないかという報道も出ています。
これまでにもハイドフェルドの代わりに、ルノーからF1に出走経験もあり現在はGP2で結果を出しているロメイン・グロージャンが候補に挙がっているとの話が出ていました。
しかし、その中でもブルーノの名前が挙がっているのは、ルノーの財政難によりセナの甥っ子を起用して、スポンサーを確保しようという狙いもあるのではないかと言われています。
ルノーは施設の拡張計画などを公表し財政難を否定しましたが、それ以降も予算面を疑問視する声が上がっています。
また、開幕前のラリーで激しいクラッシュをし、両手や足を骨折する重傷を負ってしまったロバート・クビサですが、地元メディアに歩行中の動画を撮影されてしまいました。
自力歩行はできているものの、右腕はしっかりと固定され、松葉杖を使用して歩行しており、車に乗るために右足を上げる際には腕で右足をサポートするしぐさも見られ、決して良い状況ではないことが確認できます。
それでもマネージャーは今期中のF1復帰を口にしていますが、現時点ではかなり難しいんじゃないでしょうか…。
一度はチームも復帰に関して後ろ向きなコメントをしていましたが、来期に関してはクビサを優先するとのこと。
このあたりもクビサの可能性を消さないことで、スポンサーへの悪影響を与えないように考慮しているのかなぁとも思います。
もちろんクビサに関してはいつかはF1での再起を期待したいところですが、クビサのことを思うからこそ、あまり楽観的には考えたくない気もします。
そうなったときにルノーがどういったドライバーを選択するのかも気になるところです。
ペトロフも遅刻の問題などエースとしては課題も多いようですし、今期中にエース候補を使っておきたいんじゃないかと思うのですが(グロージャンなども含め)、それよりも今は予算面の解決が先決となっているのでしょうか。