J1昇格、来季からプレーオフ導入

 報知中日スポーツによると、Jリーグは来季からJ1昇格争いにプレーオフを導入する方向とのことです。
 1位、2位は自動昇格のままですが、3位〜6位がプレーオフに回り、1枠を争うことになるとのこと。


 個人的には面白いんじゃないかと思います。
 入れ替え戦の復帰でも良いようにも思ったのですが、記事によると今回のプレーオフはJ2活性化の意味合いもあるとか。
 J1チームの参加も検討されたそうですが、日程の問題もあるとのこと。
 しかし、日程に関しては、J2も同様のことが言えるような気もするのですが。
 天皇杯が無ければ問題ないのでしょうけど。



 3位に入ることの意味が薄れてはしまいますけど、プレーオフに関しては海外でも良くあるわけですし、ある意味では残酷なルールにも見えますが、そういった部分も含めてエンターテイメントとして考える見方もあってもいいんじゃないかなぁと私は思います。
 綺麗事だけでは盛り上がらない…というのは、その他のスポーツを見ても感じますしね。
 IRLのくじでのグリッド決定にしろ、F1で良くある不可解な(好調なチームにとって不利になることが多い)レギュレーション変更にしろ、高校野球や選手権だって無慈悲なところをウリの1つにしているわけで(笑)


 3位の意味がなくなること以上に、6位までに入れば昇格の可能性が出来るといううまみを作りたいという狙いもあるのでしょう。
 プレーオフの盛り上がりはもちろんですが、リーグ戦において消化試合が減る可能性も期待できるということになるわけですね。
 個人的には3位に入ることに意味を付けるためにも試合日程の面を考えても、プレーオフは3クラブ参加にして3位をシードに…というのもいいんじゃないかと思うのですが。
 加えて4位対5位の試合は一発勝負にして、4位がホームゲームで行えるようにするとか。



 J2の注目度の低さや(テレビのスポーツ番組などを見てもこれははっきりしているわけですし)、経営面の状況などを見ても、J2を盛り上げる策を考えるのは非常に重要なことだと思います。
 ジェフなどはまだいいですけど(といっても今期のジェフも今のところ平均観客動員数は、昨年に比べてマイナスとなっていますが)、昨今の不景気や震災の影響による被害(客離れ・スポンサー離れ)などを考えると、テコ入れしたいという気持ちもわかりますし。
 J2は2010年から2回戦総当たりとなって、試合数が減ったことによって利益が減少するといわれていたクラブもあったわけで、プレーオフによる試合数の増加は、むしろ経営面にとってはメリットが大きいのかもしれません。
 いろいろ考えても、一考の余地はあるんじゃないかなぁと私は思います。