ミリガン、6月上旬のオーストラリア代表メンバーに選出

 6月5日にニュージーランド戦、7日にセルビア戦を行うオーストラリア代表がメンバーを発表。
 Jリーグからは名古屋FWケネディ、清水FWアレックス、浦和DFスピラノビッチ、そしてジェフからミリガンが選出されました。
 おめでとうございます。
 なるほど、ミリガンのロングスローから、ケネディの高さ狙いということですね(違う?)。


 オーストラリア代表のメンバー一覧はこちらの記事(オーストラリアメディア)などで確認できます。
 この記事によると、今回は世代交代の狙いや選手の怪我などもあって、キューウェル、ケーヒル、シュバルツァーなどビッグネームは不在。
 オーストラリアで行われる親善試合ということもあるのか、若い選手を試す意味もある強化試合になるようです。 



 6月5日、7日に試合があるということで、ミリガンは少なくとも6月4日に行われる草津戦は不在で、12日の岐阜戦には帰ってくるというスケジュールになるのでしょうか。
 これまでの起用法を見ていると、ミリガンの次のCB候補青木良太ではないかと思うのですが、良太は前節熊本戦で負傷交代した坂本の代わりに左SBとして途中投入されました。
 そう考えると、坂本の怪我の具合というのも気になってきますね。
 もともと今年のジェフは選手層には、若干の不安があるところですし…。


 単純にミリガンの不在は痛手だと思います。
 ロングスローという武器だけでなく、昨年からのプレーを見ていてもやはりスピードに自信があるミリガンが入った方が、最終ラインを高く維持できている印象です。
 福元はスピードに難がありますし、良太も深く守りがちですしね。
 オーストラリア代表も9月からW杯予選が始まりますし、ミリガン不在時の戦い方と選手のやりくりに関しては、十分な準備が必要となってくるのではないでしょうか。
 シーズン場合によっては、J1昇格のかかる大事な試合にミリガンがいない…なんてことも考えられるわけですしね。


 なお、W杯予選の日程はこちらで確認できます。
 まず9月2日(金)、6日(火)に試合が行われるので、ジェフの日程と重ね合わせると、震災の影響によって延期となった9月4日の第4節東京V戦がアウト。
 10月11日(火)の前の週末にはジェフの試合がありませんが、ここには天皇杯か開催未定の第6節水戸戦が入るんじゃないでしょうか。
 他チームの日程を考えると、天皇杯なのかな…(天皇杯重視の日程になるということ?)。
 そして、11月11日(金)、15日(火)にも予選があり、12日の鳥取戦も出場できない可能性があります。
 また、これだけ試合が続き、もし代表に選出され続けるとなると、移動や気温差などの問題などもあり、コンディションも心配になりますね。



 とはいえ、今回ミリガンが代表に選ばれたというのは、ジェフを認められ、J2を認められたことにもつながると思いますし、素直に光栄なことだと思います。
 昨年W杯にも選出されたミリガンですが、当時はピム監督のチーム作りも進んでいた状況での選出だったわけですし(ピム監督自身がJリーグ入りを推してくれたということもありますし)、今回の選出はまた少し価値が違うものではないかなと思います。
 オーストラリア代表でも、怪我なく活躍してきてほしいですね。