南米選手権、正式に参加を辞退
コパ・アメリカへの私見は以前に取り上げました。
震災からの復興という意味いおいて、サッカーで日本を盛り上げるという観点からも、参加してほしいなと。
そのためにはどこかが犠牲を負わなければいけないことも確かで、その妥協点を探していくことになるのかなと思っていました。
しかし、残念ながら選手を招集することが出来ず、正式に辞退が発表になりました。
選手のやり取りだけを見て行くと、まずJリーグクラブ側と話し合いをするも良い答えがえれず、その後海外クラブとの交渉があって、その後Jリーグのクラブと個別にやり取りする算段だったのかなぁと思います。
詳細や交渉術などは良く分からないですけど、少なくとも大枠の流れは、正しいものだったんじゃないでしょうか。
Jリーグクラブとの話し合いで反発があったあとに辞退を伝えに行ったことも、筋としてはおかしいものではないはずで。
海外クラブとの話し合いは、日本に限らずわりと良くある話なのではないでしょうか。
代表・クラブ間での選手の取り合いみたいなものは今回の日本代表だけではなく、サッカーに限った話でもないでしょうし、日本代表でもそんなことが起こったことがある意味で誇らしくもある気がします(笑)
これが国内組中心の場合だと、ここまで複雑は話にはならなかったんじゃないかと思いますし。
日本の代わりに欧州の代表チームが参加するなんて話も一時ありましたが、あの感じではそれも難しかったんでしょうか。
日本代表と同様に、所属クラブに反発される可能性もあるんじゃないかとと思いますし。
だからこそ、日本代表にどうしても来てほしかったとか?(日本の代わりはコスタリカという話になっているようですし。)
もちろん日本代表のメンバーに関しては、昨年夏のW杯に続けて冬にはアジアカップもあったからこそ(しかもそこでは香川が負傷してしまっている)、休みなく戦わなければいけないため、選手を出したくない…という海外クラブ側の思いもあったのかもしれませんが。
Jリーグ側は震災の影響で日程が重なることもあって早期に難色を示していましたし、一部クラブは召集に応じようとする男気ある姿勢も見せていましたが(G大阪とか)、そうではないクラブも実名で出ていたりもしましたし、もうこうなってくるとどうしようもないのかなと。
そもそも海外組が主力となっている状況で、国内組だけとなるとどうなのかな?というところもあったはずですし。
海外でも同様に何人かは呼べたのかな、とは思いますが…。
そう考えて行くと、残念だけれど今回の決断は仕方がないものだったのかなぁと思います。
もともと難しい状況だったのはわかっていたけれども、やはり残念な思いも強いですね。
小倉会長と原技術委員長の会見はスポナビで。
お二人とも真摯にお話されているのが印象的ですので長い文章ですが、気になる方はぜひ読んでみては。