深センは名門クラブ大連実徳と対戦

 深センの今週末の対戦相手は、大連実徳となります。
 大連実徳と言えば、昨年から元韓国代表FWアン・ジョンファンが所属しているチームとしても有名で、今年はFCソウルから元磐田のCBキム・ジンギュも加入したそうです。
 どっかん系のFKでも有名ですね(笑)


 こうやって韓国人選手が多く加入している背景には、韓国人監督が指揮をとっていることも大きいようで、監督のパク・ソンファ氏は韓国オリンピック代表チームや韓国代表で暫定監督を務めたこともある人物です(中国で活躍する韓国人監督は非常に多くなっているそうで)。
 今期の開幕直後には巻とアン・ジョンファンを比べる記事も出ていましたが(アンは移籍直後に得点を決めているため)、韓国人選手が活躍できる体制もしっかり整っているようですし、チームも名門とちょっと状況が違う気もします。


 ただ、名門クラブといっても、ここ5年は優勝から遠ざかっているようです。
 94年にリーグが設立してから03年まで続いた「甲A級(1部)」では7回のリーグ優勝を記録していますが、中国スーパーリーグになってからは2005年の一度きり。
 昨年の順位も6位だったそうです。
 現在の順位も16位中12位ということで、深センの手に届かないほどのチームではないのかなと。
 まぁ、もちろん最下位はリーグ戦で5戦全敗の深センではあるのですが…。



 厳しい状況が続く深センですが、トルシエ監督は辞めるつもりはないようで、こちらによると「自分達のチームはまだ成長している」と話しているようです。
 巻など3人の主力選手が負傷していることも、大きく影響していると考えられているようです。


 なかなかここまで結果が出ないと、立て直すのも難しいと思いますが、望みは捨てずに頑張ってほしいところですね。