ザウバー、ドライバー2人の契約延長を希望
ザウバーチームの代表であるペーター・ザウバーが、小林可夢偉、セルジオ・ペレス両レギュラードライバーの来季以降の残留を希望しているとのことです。
可夢偉に関しては、レース後チームのミスにより失格となった開幕戦オーストラリアGPを除けば、全レースでポイントを獲得。
前回の最下位からのポイント獲得に関しても、欧州メディアに評価されているようですし、今のところ文句なしの活躍ではないでしょうか。
一方のペレスも予選は可夢偉に後れをとっているものの、決勝のペースは悪くないのですが、今のところ失格となった開幕戦以外はトップ10フィニッシュはならず。
それでもこれだけ早期に来季契約の話がチームから出ているというのは、やはりお金の面が大きいのかなと。
これまでの首脳陣のコメントでも、ペレスを持ち上げることが多かったですし。
可夢偉としては明るいニュースにも思えますが、契約は慎重に考えるべきなのかもしれませんね。
そもそも昨年の段階で複数年契約を結べば良かったものの単年契約だったというのは、可夢偉が試されていた部分もあったのでしょうし。
次に契約を結ぶとなれば、複数年契約になる可能性が高いのではないかと思いますし、そうなるとトップチームへの移籍は難しくなるかもしれないわけで…。
トップチームの噂も少しずつ出ていて、ウェバーが引退しレッドブルにマッサが移籍、フェラーリにはロズベルグが加入し、メルセデスGPにはディ・レスタも加入なんて話もあります。
シューマッハーの動向も怪しいですし、ルノーもクビサの復帰は現実的に難しいかもしれない…。
そうやって考えて行くと、今オフは動きが激しくなる可能性もあるわけですからね。
ただ、一方でそれだけいろんな話はあるのに、可夢偉の上位チームへの移籍の噂はなく。
そこまで高く評価されていないのか、単純に大口スポンサー不在という部分も大きいのか…。
あるいは日本人ドライバーへの偏見があるという説もありますが(日本人ドライバーは未熟というイメージがある…ということなんでしょうか)。
まぁ、来季の移籍話もまだまだこれから(…と言っても、夏頃には動きだすのでしょうけど)。
これからドライバーの評価が代わってくる可能性も十分ありますし、今は焦らず見守りたいですね。