倉田・中後の活躍に思う

 ACLは昨日深夜、グループリーグ全日程を終了。
 JリーグクラブではG大阪、名古屋、C大阪、鹿島と全4チームが、グループリーグを突破したことになります。
 おめでとうございます。


 名古屋は最終戦アル・アインに勝てば1位抜けだったので、少し残念な結果ですね。
 まぁ、鹿島も得失点差で2位となってしまったわけですが。
 C大阪も2位抜けですが、G大阪とトーナメント1回戦を対戦することになったため、移動距離は少なくて済むことに。
 でも、ここで大阪ダービーというのはどうなんでしょう。
 逆に楽しみでもありますが。


 ともかく、震災によるJリーグ中断期間もあり、調整なども難しい中でのこの結果は素晴らしいものだと思います。
 トーナメントでも良い結果を期待したいですね。



 その中でも、特にC大阪は初めてのACL
 倉田と中後も頑張っている姿が見れて、個人的には素直に嬉しいことだと感じています。


 倉田の退団は戦術的な面が大きかったのかなぁとも思っていたのですが(ドワイト監督就任当初は、サイド攻撃が主流になっていくのかなとも思っていましたので)、意外と今のジェフのサッカーに倉田はあいそうですよね(笑)
 中後も去年よりは今年の方が合う気がします(ただ、勇人と伊藤の運動量には、かなり助けられている印象もありますが)。
 これらを考えると2人と契約延長をしなかったのは、戦術面の影響以上に江尻さんや昼田さんがいなくなったことや、予算の面の方が大きいのかもしれませんね。
 まぁ、それはそれで仕方がないことなのか、とも。



 全体的にチームの人数が絞られたことは、今期のジェフにおいて良い方向に働いている印象もありますしね。
 やはり人数が多過ぎると全体をまとめにくい部分があるのではないかと思いますし、今年の方が控えの選手も含めて伸び伸びとサッカーをやれているのではないかなと。
 戦力過多の状況だと、どうしても若い選手達の出場機会も遠のいてしまいますしね。
 それよりは少し頑張れば試合に出れる…という思いで、1人1人がプレーできた方が健全なのではないかなと。
 そういう点においても、2人の新チームでの活躍を見ても、寂しい思いはありますけれども、悪くない判断だったんじゃないのかなぁと思います。


 とはいえ、それでも戦力が薄いポジションはどうしても気になるところがあるので、そこは選手たちの成長と今後の補強などを考えていかなければいけないのかもしれませんが…。
 ようするにドワイト監督のサッカーに合った選手構想を、今後のオフでより煮詰めていかなければいけないのかなと。
 まぁ、このあたりはまだ先の話ではありますけどね。



 でも、C大阪や今期の柏が頑張っているのを見ると、来季以降への夢も広がってくるんじゃないかなぁなんて思ったりもします。
 2チームのようにジェフがJ1でも成功するためにも、現状に満足せずしっかりと今後への準備もしていきたいですね。
 両チームともJ2の頃から長期的なビジョンを持ってチーム作りをしており、それが成功している印象もありますし。


 いつか倉田や中後と戦うためにも、柏に追いついてちばぎんカップ以外で千葉ダービーを開催するためにも、今期をしっかりと戦いながら今後のことも考えていかなければ…ですね。