深セン、杭州緑城にも敗れ開幕から4連敗

 先週の金曜日、アウェイで第5節杭州緑城戦に臨んだ深センでしたが、連敗を4に伸ばしてしまいました。
 深センは前半32分にDFラインの裏を取られて失点。
 最終ラインの問題もありましたが(右で1人あまっていたのは楽山?)、中盤の守備も緩くハーフウェイラインで相手ボールホルダーがフリーになったところを、相手左サイドの選手(?)が反応して裏に飛び出し、そのままゴールを決められてしまいました。
 続く39分にも中央からのドリブルに対して、DFが前に出て止めようとしたところをパスを出されて失点。
 相変わらず中盤からバイタルエリアまでの守備が緩い印象があります。
 ここを整備しない限りは、ラインの押し上げも怖いだろうなぁと。



 しかし、攻撃面では改善がみられて、特にサイド攻撃は活性化していた印象です。
 3バックを採用していることもあり、これまでサイドハーフの2人が孤立状態にあることも多かったのですが、3バックの左右DFが開いて前にポジショニングし、後方から押し上げる形でサポートをしたりボランチがサイドによってくることで、サイドハーフが高い位置でプレーしやすくなっていました。
 サイドからの攻撃をまずは作る…ということで、やることがはっきりしたのかもしれませんね。
 もしかしたら、前節スタジアム問題でサボった甲斐があったのか…(笑)
 でも、これが成功してしまうと、それはそれで問題な気もしますが。


 そして、相手の疲れも見えてきた後半28分。
 左からの展開で一度相手守備陣に跳ね返されるも、ヘディングで中央に折り返し、最後はキレンがシュートを決めてゴール。
 4試合目にして、今季チーム初ゴールとなりました。
 しかし、試合の方はこのまま終了し、1−2で深センの敗戦となっています



 向上した部分は見られたものの、負けたことには変わらず…。
 現在帰国中のトルシエ監督の今後が気になるところですね。
 クラブが大きな変化を欲したら…という不安もありますし、逆にトルシエ監督不在立った試合でこれまで無得点だったチームが1点取れた…という評価も下されるかもしれませんし。
 

 楽山は後半途中に交代。
 徐々に良いプレーが出来る環境にはなってきたと思いますし、仕掛ける回数も増えては来たのですが、もう少し良いボールを供給する回数を増やしていきたいところですね。
 そこが楽山が求められている部分だと思いますし。