ウィリアムズ、サム・マイケルを解雇か
今期のニューマシン発表で、非常に小さなギアボックスを公開し、リアの絞り込みを大幅に行ったウィリアムズ。
しかし、開幕から3戦ではニューマシンが過敏に反応し過ぎることが発覚し、思うように結果は出せず。
中盤争いでも後方に追いやられている状況となっています。
こういった問題から、ウィリアムズは04年から若くして(当時33歳)テクニカル・ディレクターの職に就いたサム・マイケル更迭の話が浮上。
本人すらも「自分自身でさえ、何も変えないのなら不満に思うだろう」と話しています。
心情的にこたえる部分もあるのでしょうか。
サム・マイケルもいなくなるとなると、ギャビン・フィッシャー(05年成績不振のため更迭)、ジェフ・ウィリス(BARに引き抜かれるも継続した活躍はできず現在はHRT)と、ウィリアムズで期待された3人の若手技術者が、全員チームを離れることになるわけですね。
当時は将来に期待を寄せられていましたが、長年テクニカル・ディレクターを務めたパトリック・ヘッドがチームにいるからこそ、簡単に更迭できるという部分もあるのでしょうか。
ただ、今期に限らず、近年は予算面で苦しんでいることは差し引いて考えてあげなければいけないはずで。
現在もワークスチームも多いわけですから、プライベターチームが昔ほど活躍しやすい状況ではないです。
しかし、一方で今回のギアボックスやセイウチノーズなど、奇抜な発想を採用して失敗することも多く、このあたりが若さなのかなぁとも。
…とはいっても、ザウバーのジェームズ・キーあたりは若いですけど堅実な精確なのかなぁと思うので、性格の方が大きいのかもしれませんが(笑)
まぁ、解雇されても、優秀な人材は残れるのがF1の良さでもあり、F1村といわれている所以で。
サム・マイケルなら、どこかが拾ってくれる可能性もあるんじゃないでしょうか。
メルセデスGPあたりはロス・ブラウンも本気とは言い難いようですし、ボブ・ベルが加入して変化が無ければ加入のチャンスがあったりするのかなぁと。
テクニカル・ディレクターといえば、ルノーの副テクニカル・ディレクター徳永直紀さんが、木曜の合同記者会見に参加しました。
時事通信社は「日本代表」、「外国のチームに所属する日本人では徳永氏が初めて」と記事を出してくれていますけど、ザウバーの後藤治さんとかって呼ばれたことなかったでしたっけ…。
ともかく、日本チーム不在の状況だからこそ、日本人スタッフの方々には頑張ってほしいですね。
まぁ、その日本チームがアレだったこともあって、日本チーム不在の状況の方が日本人スタッフも活躍しているような印象を受けてしまいますが…(笑)