イビチャ・オシム氏、ボスニアの正常化委員会会長に
『オシムの伝言』公式ブログの千田善さんによると、イビチャ・オシム氏がボスニアサッカー連盟の正常化委員会会長に選定されたとのこと。
この会議には昨年のボスニアリーグ優勝監督となるアマル・オシム氏やFIFA、UEFAの代表者も出席したそうです。
ボスニア・ヘルツェゴビナサッカー連盟は、各民族を代表して3人の会長がいる状況ですが、FIFA、UEFAは代表者1人制度を採用することとなり、ボスニアはこれに反するとして資格停止処分を科す見込みとなっていました。
詳しくはこちらなどで。
これに関して一部報道では、最後のユーゴスラビア代表監督でもあるイビチャ・オシム氏がボスニアサッカー連盟の会長となるのではないかと報道。
フランスのレキップ紙も可能性が高まったと伝えていました。
長束恭行さんによると15日の段階で、FIFAやUEFAからの正式なコンタクトはなく本人は傍観しているとのことだったので、ここまでは取り上げてきませんでした。
相変わらずこういったことが起こると、取材は殺到しているそうで、実際少し調べただけでもたくさんのオシム監督に関する記事が出てきました。
その中には「自分は現場で監督をすることを希望している」と話しているものもあり、今回の件で要職に就けば、その夢も遠のく…という考えもあるのかなとも思います。
単純に体調も心配ではあるのですが…。
ただ、一方でオシム氏自身はボスニアサッカーのために自分が必要な状況だと思えば、どんな仕事でも受ける性格でもあるはずですし、連盟の会長になる可能性もありえるのでしょうね。
今回の正常化委員会の件で、一歩それが先に進んだということになるのでしょうか。
ボスニアとFIFA・UEFA側どちらに問題があるかなんてことは自分にはわからないですけど、オシム監督のことを考えると少し複雑な気持ちもあったりします。
もちろんボスニアサッカーに関しては、うまくいってほしいとも願っていますが。
アマル監督もチームもあるのに大変だなぁ…と思ってジェリェズニチャルの公式サイトを見たら、トップに今回の件が出ており、オシム夫婦とアマル監督の写真が掲載されていましたので、こちらもご紹介を。