ユルネバを歌うことへの拒否反応以上に…

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 4月24日のJリーグ再開初戦、FC東京戦に関する情報がリリースされました。
 その中で「『You’ll never walk alone』を歌おう」という企画があるそうで。
 もしかしたらありえるのかなぁ…なんて思っていたけれど、個人的な感情を言えばやっぱり乗る気になれないですね。



 もちろんFC東京の歌であるというのが、大きなポイントで。
 ジェフにはWIN BY ALL!!のコールやアメグレなどもあるわけで、別にユルネバが唯一の選択肢でもないと思いますし。


 それともう1つは、これをクラブ主導でやるというのが大きな問題なのではないかなと。
 試合前に対戦相手の代表歌を歌うということは、サポーターにとってはプライドが傷付きかねないことだと私は考えますし(自分達には自分達の歌があるわけですから)、それを拒否できない状況でクラブが押しつけるような企画というのは、あまり好ましい形とは言えないと思います
 これが例えばサポーターか主導しての企画であれば、まだ百歩譲って納得できたかもしれないけれど(もちろんそれはそれで違う騒動になっていたとは思うのですが)、クラブが決定してサポーターがやらざるを得ない状況を作ってしまうのは、ちょっと違うんじゃないでしょうか。
 結果は一緒だとしても、こういったことはプロセスが重要だと思うので。
 こういったことがあると、やっぱりジェフのフロントはサポーターの心情が読めていないのかなぁ…なんて思ってしまうのですけど。



 まぁ、光永亮太が来場して歌うということで、こういった「アーティストが来て一緒に歌う」系の企画は『君が代』でもなければグダグダのまま終わることの方が多いので、そこまで心配することはないのかなぁとも思わなくはないですけども(笑)
 いっそ、『君が代』だとか『OVER』の方が、よかったんじゃないでしょうか。
 もちろん仙台の『カントリーロード』でもいいと思いますし。


 チャリティグッズの販売や旭市の方々を試合に招待するという活動は、本当に素晴らしいことだ思うのですけどね…。
 震災があってJリーグ再開後初戦の試合ですから、FC東京戦は何よりもまずは試合に集中することが大事だと思っていたので、こういった騒動が試合前に起こってしまったことは非常に残念です。
 個人的には純粋なユルネバを歌うことへの拒否反応以上に、こういった企画を安易に通してしまったフロントへの落胆を強く感じてしまいます。



 なお、FC東京戦・愛媛戦は入場が1時間早まるなど、時間の変更があるそうなのですのでお間違いなく。
 節電の問題もあるわけで、照明を使わずとも1時間早く開けば諸々の電気料がかかるでしょうし、こちらもなぜそうなるのか説明があるべきじゃないの?と思ってしまうのですけど…。