今週末、高温のマレーシアで第2戦開催

 先々週開幕したF1GP。
 オーストラリアGPでの驚きはたくさんあったと思うのですが、主に4つをチョイスすると個人的にはこんな感じです。
マクラーレンの好調
フェラーリの失速
・ウェバーの苦戦
セルジオ・ペレスの1ストップ


 しかし、これらはもしかしたらマレーシアで、また状況が代わるかもしれませんね。
 フェラーリはもともとタイヤに優しいマシンといわれており、オーストラリアの予想外の低気温によって、タイヤがうまく作動しなかったのかもしれません。
 しかし、第2戦マレーシアは気温が上昇する可能性があり、フェラーリにとっては追い風に。
 逆に開幕前のテストでは不調だったマクラーレンにとっては逆風になる可能性もあるかもしれません。


 また、ポールトゥウインを果たしたベッテルに対して、波に乗れなかった感のあるウェバーもマシンのセットアップの問題で、タイヤの摩耗とスピードに差が出たとチーム側が解答しているようなので、もしかしたら気温によって状況が変わる可能性もあるのかもしれません。
 またレッドブルは決勝でのタイヤの消耗が2台とも早い傾向にあったはずですから、このあたりの変化にも注目だと思います。


 セルジオ・ペレスの1トップに関しては、ピレリ側が3回ストップ、4回ストップを予想しているようなので(開幕直前に「4回ストップはさすがにない」と話していた気がするのですが…)、さすがに今回は1ストップはなさそうです。
 ただし、ザウバーのマシンがタイヤに優しいことは開幕戦で実証されたわけで、それが武器になる可能性は高いかもしれませんね。
 小林可夢偉も決勝ではペレスに先を越されてしまいましたが、ラップタイム自体はそん色なかったはずで。
 しかし、予選でトップ10に入ってしまったことにより、決勝でも同じタイヤを使わなければいけなかったことが(しかもQ2でも使用したタイヤだった)、チームメイトに比べて足かせになったようです。
 …と、なると、あえてQ2上位あたりを狙うというのも、1つの手なのでしょうか?
 簡単ではないでしょうけどね。



 また、中高速のコーナーも多いので、よりマシンの実情が明らかになるのではないかと言われています。
 加えて、セパンは長い直線が2つあるため、ここでKERSやDSR(可変リアウイング)の本領が発揮される可能性もあるようです。
 そして、東南アジアでの開催ということで、スコールが起こる可能性も考えなければいけません。
 その際のタイヤの性能なども注目ポイントですね。


 開幕戦に続いて、見所はたくさん。
 良いレースを期待したいと思います。