佐藤琢磨、KVレーシングロータスに残留決定
昨日、ホンダが今期のモータースポーツ活動発表会を行い、MotoGPや国内のモータースポーツ活動に加え、インディカー・シリーズには全チームへのエンジン供給と共に、佐藤琢磨が「ケーブイ・レーシング・テクノロジー ロータス」から今年も参戦することが発表されました。
ホンダのプレスリリースはこちらとなります。
KVレーシングの発表はこちらで。
昨年は琢磨だけのマシンにロータスのスポンサーが付く形でしたが、今年から正式に「KVレーシング・ロータス」となるようですね。
チームメイトのE.J.ビソの残留も発表されました。
ホンダ発表の後にKVレーシングが発表をしたことからも、チーム体制はある程度決まっていたのでしょうが、タイミングを待っていた状況なのでしょうね。
昨年の琢磨は予選などでは速さを見せてくれた場面もありましたが、決勝でミスが多く結果には結びつかないことも目立っていました。
それでもIRL1年目という難しさがあったとは思うのですが、今期はそういった言い訳もできないはずで。
ぜひとも結果を期待したいと思います。
一方で、08年からIRLにフル参戦し、2位表彰台も獲得している武藤英紀は残念ながら今期のIRL参戦は断念。
スーパーGTに鈴木亜久里監督率いるARTAからの参戦が決定したとのことで、国内での活躍を祈りたいと思います。
入れ替わりでチーム離脱となった元スーパーアグリの井出有治は、今シーズンは充電し自チームを設立へ。
こちらも頑張ってほしいですね。
なお、IRLの他チームではセバスチャン・ブルデーがIRL復帰に向けテストを行ったという情報もあります。
ブルデーはIRLと同じ北米のレースであるチャンプカーシリーズ(現在はIRLに吸収され消滅)で、4連続チャンピオンになったドライバーです。
08年からはトロ・ロッソからF1に参戦するも年齢もあってか失敗。
09年には琢磨がブルデーとトロ・ロッソのシート争いをするも、残念ながら琢磨が敗れる…という悔しい思い出もあります。
北米レースではブルデーの方が実績ははるかに上ですが琢磨にとってはあの時の無念を晴らすチャンスですし、純粋にF1では苦労したブルデーが再び北欧に帰ってどんな走りを見せるのかも気になります。
ぜひIRLに参戦して、その走りを見せてほしいですね。