アムカル・ペルミ、ブルガリア代表ピエフとシラコフの残留を発表

 ロシアプレミアリーグ参戦継続の決まったアムカル・ペルミ
 25日にその発表があった後は、ニュースも一気に減って今期の具体的な体制などが見えてこなかったのですが、先日ピエフとシラコフの契約延長を発表しました。


 ピエフはブルガリア代表でこれまでに44試合出場。
 2001年から名門ディナモ・キエフに移籍し、数々のタイトル獲得に貢献。
 2007年からアムカルに移籍し、100試合以上の試合に出場しています。
 EURO2004でもストヤノフ等と共に選ばれ、2試合に出場しています


 アムカルの中では実績も実力も最も高いと言える選手の1人。
 そのため、今オフには移籍の話も浮上しました。
 その頃は経営面がここまで深刻な状況であるとは言われていませんでしたが、予算の問題で放出を考えていたのではないかと思われます。
 しかし、そのピエフが残留と言うことは、ある程度今期の予算にも目途が立ったということなのでしょうか。


 右サイドからの高質なクロスとFKが武器の選手で、巻の幻のゴールを決めた選手でもあります。
(巻が獲得したゴール目前のFKを、ピエフがグラウンダーで直接シュート。その際、巻がボールに触りコースを変えたという話もあったけれど、公式記録はピエフのゴールに。)
 その他でのFKやクロスの場面でも巻に合わせてくれたシーンもありましたし、巻がアムカルに残留するのであれば追い風ではないかと思います。
 ただ、アムカルには2月9日に行われる親善試合にも招集されたマケドニア代表リスティッチもいるわけですが。
 今のところ移籍の噂などはないみたいですし、このまま両者が残留となればまたライバルになる可能性もあるのかなと。



 ピエフと同時に契約延長が発表されたシラコフも、昨年ブルガリア代表に選出された有力選手。
 シラコフもブルガリア代表の選手で、シラコフが右SB、ピエフが右SHとなることも多いこともあってか、“ブルガリア・コンビ”として紹介されることも多いようです。
 契約の発表も同時でしたし、代理人が同じ方なのかもしれませんね。
 シラコフはブルガリアレフスキ・ソフィアで99年から2001年まで活躍した選手で、2000年、2001年にはリーグ王者に輝いています。
 レフスキ・ソフィアと言えば、これまたストヤノフがジェフの前に所属していたチームということになりますね(笑)
 ストヤノフは2000年からレフスキ・ソフィアに加入しており、シラコフともプレー経験があるということになるはずです。