フェラーリ、旧トヨタF1の空洞を使用

 トヨタが今期マシンF150開発のため、旧トヨタF1の空洞を使用していたことを明らかにしました。
 詳しくはこちらで。
 そういわれてみれば、F150のハイノーズは2010年に使用する予定だったトヨタF1マシンに似ていなくもないような…。
 まぁ、まったくの偶然かもしれませんけどね(笑)


 こういったこともあって、旧トヨタチームのHRTへの売却が成立しなかったんでしょうか。
 チーム丸ごとの売却となれば、当然フェラーリなどの情報も活用した開発がおこなわれることになるのでしょうし。
 HRTはあまりにも高値を付けられたため、購入できなかったと話していたはずですが…。



 チーム撤退後にフェラーリに技術協力…というと、第2期ホンダの後を思い出しますね。
 そして、第2期ホンダの後と言えば、無限ホンダ。
 エンジンサプライヤーとして活躍し、ホンダ撤退後、ホンダとF1だけでなく、日本とF1を支える役割を担っていました。
 現在ホンダとトヨタ、それにブリヂストンも撤退し、ドライバーだけが残る状況になってしまいましたから、今さらながらにますます無限ホンダの重要性を感じます。
 それに無限ホンダは第3期ホンダやトヨタ以上にレース屋らしさを感じ、日本のメーカーらしさを抱けたチームでもありました。


 しかし、その無限ホンダの社長で、本田宗一郎氏の長男である本田博俊氏が先日無限の脱税容疑で実刑判決を受けてしまいます。
 関係者やジャーナリストの方が口をそろえて「有罪はあり得ない」という話だったので非常に残念ではありますが、詳細は分からないのでなんとも…。
 ただ、お金の面には割と無頓着だったそうなので、そのあたりが悪いほうに出てしまったのかな…といった感じではあるようなのですが。