サターン、アムカルに続きロシアプレミアリーグ不参加を表明
改めまして、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
新年最初の更新となりますが、いきなりマニアックなネタを(笑)
昨年12月21日にクラブの財政難のためアムカル・ペルミがロシアプレミアリーグ撤退を表明しましたが、同じくロシアプレミアリーグに所属し2010年は10位でシーズンを終えたサターン(Wikipediaなどではサトゥルン)が昨年の大晦日12月31日に来季ロシアプレミアリーグへの不参加を公式サイトにて発表しました。
公式サイトでの内容は一文のみ。
なんとも悲しい発表ですね。
原因は財政難とのことで以前から深刻な状況だったようなのですが、アムカルとは違いこのままクラブが解散する見込みが高いと言われており、既にスタッフなども撤退しているとの報道もあるようです。
しかし、以前にはトム・トムスクやクリリア・ソベトフなども財政難に陥った経験があるものの、政治的な介入もあって救われたケースもあっただけに、正式な解散表明はないようですね。
ロシアプレミアリーグでは2010年にはFCモスクワが財政難のためアマチュアチーム(4部)に降格しており、外から見ても心配な状況ですね。
やはり世界的な不況の影響も大きいのでしょうか。
リーグでもトップの数チームに関しては大型スポンサーも付いており、多くのスター選手を獲得できる資金力を持っているようですが、それ以外のチームに関しては決して裕福な状況とは言えないのかもしれません。
ただ、そのトップ数チームがCLなどで活躍すれば、ロシアサッカー全体を引っ張っていくことが出来る…という形は作れているのかもしれませんが。
日本などと比べると西欧との距離的な面においてメリットがあり、本田などのようにステップアップを計るためにロシアに移籍するケースも多いようですし。
ただ、それでも基盤がしっかりとしていなければ、ロシアサッカー全体の発展というのは難しいと思いますし、お金の流れの面では大きな課題があるのかもしれませんね。
まぁ、詳しい事情まではわかりませんけれども。
つらいのは選手やスタッフ、サポーターなど、そのクラブに真剣に携わってきた人達ですね。
サターンのサポはトム・トムスクやクリリア・ソベトフを救ったプーチン首相に助けを求めており(なお、ロシアでのF1開催決定の際にも直接交渉に出たプーチン首相は、同国F1ドライバーペトロフのスポンサー獲得にも介入したと4日、報じられています)アムカルのサポも募金を開始しているようです。
アムカルに関しては本当は新規スポンサーが見つかっていたものの何らかの問題で先に進まなかったという報道もありますし、サターンの方も簡単な状況ではないようですが、こういった思いによって状況が改善されることを期待したいですね。