祖母井GM「いろんなものが足らないと工夫が生まれる」

 産経関西のサイトに祖母井さんの記事が出ていますので、気になるかはぜひとも。

再建のカギとなるのは「危機感の共有」だ。「今の状況を繰り返してはいけないという危機感をいかに一人ひとり、多くのスタッフが持てるか。そこだと思う」と話した祖母井氏は「人が成長するのはいい環境だけではない。いろんなものが足らないと工夫が生まれる。指示待ちではなく、人を強くしていかないと…」と強調した。

 環境がいいから良くなるわけではない。
 むしろものが足りない方が工夫をする。
 そして、一番大事なのは工夫することである。
 このあたりは先日行われたイベントでもおっしゃっていました。


 このあたり「環境」というのは、単純な練習場などの面ではないのだと思われます。
 一般的に経営資源と呼ばれる人もそうだし、お金もそうだし、物も含めて、大きな意味での環境ではないでしょうか。



 昨年のジェフは選手が大勢いましたけれども、全員がピッチ上で全てを出し切れたわけではないと思いますし、むしろ選手層という意味ではオシム監督時代の方が薄かったはずで。
 そういう意味でも、やはり藤田あたりの補強はどうなのかなぁと私は思います。
 選手層が薄ければそういったベテラン選手を補強しても若手が出場できる(ベンチ入りできる)空きもあるとは思いますけど、現在のジェフはそうではないですし。
 足りないから選手を取ろうではなく選手が足りない状況でどう工夫するかのほうが、選手もチームも伸びるのではないかということですね。



 そのあたりはともかくとして、危機感を共有し工夫することというのはジェフにも言えることだと思いますし、京都に負けずに頑張っていきたいところだと思います。