ヴァージン、ベルギー人ダンブロシオの起用を発表
ヴァージンが来季レギュラードライバーとしてティモ・グロックの残留とジェローム・ダンブロシオの起用を発表しました。
ダンブロシオはベルギー人ドライバーで今期はGP2に参戦。
ルノーやヴァージンのテストドライバーも務めていました。
ダンブロシオは持参金500万ユーロ(約5億5000万円)を持ち込むとも言われているので、そのあたりが決め手になったのかなと。
ロシアの自動車メーカーであるマルシャに株式を売却し、マルシャはタイトルスポンサーになっていることも決まっていますが、資金面に余裕があるわけではないようですね。
また、ルノー・ロータスは噂通りペトロフと契約更新。
しかし、2年契約を結んだというのは少し意外ですね。
一方、HRTは5,6人の候補がいる物の決定を急いでいないということで、こちらは持参金次第となりそうです。
今期も山本左近など複数のペイドライバーを使いまわしていましたし、シーズン開幕直前まで交渉が続く可能性もあると思います。
一部では「F1は資金力のあるドライバーしかシートを獲得できなくなっている」というようなことを言われていますが、昔からその傾向は確実にあったはずですしね。
それよりもトップチームの世代交代が終了したこと。
レッドブルなど若手育成に力を入れはじめたチームが多く、他のドライバーが入っていく余地がなくなったことの方が大きいのかなぁと。
ただ、若手育成は成功していることも多いですから否定はできないと思いますし、その枠から外れて資金もないドライバーにとっては難しい状況になっているのは確かかもしれませんね。