熊本、アムカルFW巻を調査へ

熊本が巻獲得へ再調査 アムカル放出の事態想定西日本新聞

地元密着を掲げるロアッソが、今年も大砲獲得に動きだした。「巻は昨年から狙っているので、当然気にしている。向こうのクラブがどういう状況になっているか、調べている」。池谷友良ゼネラルマネジャー(GM)は巻取りへの動きを認めた。

熊本、巻獲りへ ロシア・アムカルを調査(サンスポ)

ロシアリーグ・アムカルの元日本代表FW巻誠一郎の獲得に、J2熊本が動いていることが23日、分かった。アムカルは資金難で1部からの自主降格を発表。巻は契約を残しているが、相手クラブ側の意向次第で移籍金が発生しない可能性もあり、調査を進めている

アムカル巻クラブ降格で移籍の可能性(日刊)
アムカル自主的に2部降格…巻はJ復帰も視野スポニチ


 だから2部降格じゃなくて、ロシアプレミアリーグ撤退だってばよ。
 熊本が動く可能性は十分あるんだろうなぁと思っていました。
 地元選手で昨年も話があったし、昨年からの募金も1000万円以上集まっているそうだし、柳沢獲得にも失敗しているし、お父さんもいるし。
 戦術的にもアムカルや今年のジェフより、今の熊本の方が戦術的にはあってるんじゃないでしょうか。
 巻自身もジェフの次に納得できるJクラブを考えたら熊本でしょうしね。
 


 アムカルの情報はあれからいろいろと調べているわけですが、ロシアでも混乱しているようですね。
 Jリーグで言えば今年ギリギリでJ1残留に成功した神戸が、いきなりJリーグ撤退を表明して三木谷さんがクラブから離れると表明したような感じでしょうか。
 そう考えると、やはり大問題ですよね。
 このままだと完全にチームとして崩壊する可能性もあるでしょうし、日本の報道でもあるように移籍金は考えず選手を売り払う可能性もあるのかもしれません。
 ともかく来季のコストを減らし、アマチュアチームとして一からやり直すというのが今のところは一番考えられるケースなのかなぁと思いますが…。


 しかし、一方でプーチン首相がスポンサーを集めるとか、どこかから新たな投資家を見つけ出すケースもありうると報じられており、未だに来季もロシアプレミアリーグに参戦する可能性も考えられているようです。
 どうも2018年のW杯招致に成功したロシア国内では、今回のアムカル問題がロシアサッカーに対する世界的なイメージの低下につながる可能性があると考えられている節があるようで、どうにかしてこの問題を解決しようという意識があるような感じです。
 一方でロシアでは2014年にソチで冬季五輪とF1初開催が予定されており、ソチのクラブチームFCジェムチュジナ・ソチを一部に押し上げようという動きが以前からあるそうで、今回アムカルの代わりにこのチームがロシアプレミアリーグに参戦するというような報道も。
 ただし、FCジェムチュジナ・ソチは今期8位なんですよね(笑)
 このあたりは政治的な動きの影響も大きいようで、アムカルの今後はいまだ不透明となっています。



 しかし、どちらにせよ、巻にとっては難しい状況かなぁと。
 出来ることなら来季のチームとの交渉を考えても、早期に結論を出してほしいところではないかと思うのですが。


 いい移籍先が見つからなければ、熊本行きも仕方がないのかなぁとも思います。
 でも、やっぱりジェフの相手としては、あまり戦いたくはないですよね…(笑)